術式：ボーカロイド

11曲目 ページ11

あのあと何やかんやあってぼくは高専に保護されることになりました。

年齢言ったらめっちゃ驚かれたな。
失礼なぼくはれっきとしたじぇーけーですしおすし

「はぁ？お前マジで俺等と同い年...？」

寮に行く途中、五条....さんがそう話しかけてきた

『ちゃんと16歳ですけど...
ぼくがチビなんじゃないです、貴方達が高いんです』
「いやお前もチビだろ」
『は？？？？』

バチバチと火花を散らす僕らを、「まぁまぁ」と夏油さんが宥めた。


「あれ、その子が言ってた子？」


前から、堕落系美人が歩いてきた。


......家入さんじゃんありがとうすき()


「ん？ああ、そーそー、
コイツこう見えて同い年なんだぜ」
『余計なことは言わんでよろしい』

「へぇ...私は家入硝子。怪我したらおいで、治すから」
『あ、ありがとうございます....』

ひええかおがいいつら.....
え？五条さんと夏油さん？？

あの人らは顔はいいけど中身がクズだから無問題((


不意にくしゃりと、家入さんはぼくの頭を撫でた。


『.....えっ』
「なんか、かわいいねお前」
『ﾋｮｫ(遺言)』




何その顔、ウケるって言って笑った家入さんはとてもイケメンでしたありがとうございました

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