40話 ページ41
あれから何日経ったかは覚えていない、けれど感覚的に1週間程だろうか
僕が暴れないと確信したのかリアは足の重りも無くして部屋等の行き来も自由にさせてくれた
・
部屋で静かに本を読んでいるとドタドタと足音がした
リリ「おひめさまー!!」
『?どうしたの、リリちゃん』
リリ「あのね、ココがねいきなりないちゃってね、どうしたのって聞いたらね、これ、こわれちゃったんだって」
そう言って見せてくれたのはクマのぬいぐるみ
目のボタンは取れて腕ももうボロボロ
『これは糸と針じゃ直せないな…』
リリ「うぅ、ココがないてたらリアもなきたくなっちゃうよ…おひめさまぁ…」
『大丈夫、糸と針じゃ直せないだけで、能力では直せないって言ってないよ』
『
そう言うとボタンやちぎれた腕が動き出し、クマのぬいぐるみに付けられていく
そして最後に頭にリボンをつければ
『はい、元通りだよ』
リリ「うわぁ…!!おひめさまありがとう!!ココもよろこぶ!!」
リリ「わたしたちそんなふうなちからがないから、おひめさまってすごいね!」
そんな風な力…
僕はリリちゃんの頭を撫でる
リリ「おひめさま?くすぐったいよ…」
『リリちゃん』
リリ「なぁに?」
・
・
・
『僕はね、お姫様なんかじゃないよ、もっと醜いの。それに僕はここの世界の者じゃないんだ、だから元いた所に帰らなくちゃ』
『リリちゃんは戦いたい?僕と、僕達と』
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狐の尻尾(プロフ) - 凛さん» コメントありがとうございます。1章から…!長かったですよね…wわー!ありがとうございます!頑張ります! (2019年11月2日 22時) (レス) id: 49311eb41b (このIDを非表示/違反報告)
凛 - 面白すぎます!!ついつい面白すぎて1章から全部1時間ぐらいで読み終わりました!更新楽しみに待っていますね! (2019年11月2日 22時) (レス) id: f98c43d073 (このIDを非表示/違反報告)
狐の尻尾(プロフ) - 桜絢音さん» コメントありがとうございます。1章から読んでくださってるんですか…!ありがとうございます…!はい!これからもがんばらさせていただきます! (2019年8月9日 18時) (レス) id: f96d101ffe (このIDを非表示/違反報告)
桜絢音 - 1章からずっと読んでて..ずっとコメントするタイミングが見つからず、やっとコメントすることができました。能力系が大好きなので、とても面白いです!これからも無理のない程度に更新頑張って下さい! (2019年8月9日 18時) (レス) id: 3fcbdcb4e7 (このIDを非表示/違反報告)
狐の尻尾(プロフ) - くるみさん» コメントありがとうございます。そんなに泣かれたのですか…目が腫れないよう気を付けてください…更新、頑張ります! (2019年4月17日 22時) (レス) id: f96d101ffe (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:狐の尻尾 | 作成日時:2018年12月1日 15時