20話 ページ20
歌詞太郎side
−−−−−−
僕達は走って、走って、Aの所へ行った
Aの無事を願って
・
・
・
「A…?」
僕達はAのところへ来た。来たが、何が起こっているのかわからない。
ルミエールはAの両手首を黒い鎖で拘束し、身動きを取れなくしている。ルミエールの手には黒い槍が持たれている
しかも両者とも傷だらけだ
『お…来た』
志麻「A!?」
『ん…?なんだよ…』
うら「助けるから」
『…来んな』
うら「…は?」
『来んなって言ってんの。てめぇらが来たところで何も変わらない』
Aはそう言いながらため息をつく
「君の力ならその鎖なんて粉々に出来るのに。何でしないの、サクヤ」
皆はびっくりしたような表情になる
『ははっ…てめぇにはわかんだな、リート』
こっちを向きながらそう話す
セン「リート…?」
懐かしい名前だ
「…僕のアクマの時の名前だよ」
「サクヤ、もうその名前で呼ばないでくれ」
『ははっ…すまねぇなぁ…』
『…そろそろ…ルミエールが動く…離れろ』
途切れ途切れに話すサクヤは度々顔を歪ます
「…サクヤ」
『あ?』
「ルミエール…luz君とAのこと頼んだよ、僕らは離れておく。でも君に何かあったら僕達は一斉にルミエールに攻撃を仕掛けるからね」
『はっ…わーたよ』
まふ「歌詞さん?何で…僕達は戦ったらダメなんですか?」
「…僕達の力じゃ到底ルミエールの力には届かない。今の姿見たでしょ?まるで怪物だよ。ルミエールの力と同じぐらいなのはサクヤだけだからだよ」
そら「っ、じゃあ俺達も加勢して…!」
「僕もそうしたいよ。でもさ僕達に傷がついたら?タヒにかけたら?絶対にサクヤは助けに来る。自分がタヒんででも。その時にもしもサクヤがタヒんだら僕らに勝ち目は無いよ」
僕は冷静に話す
なな「…歌詞さんは」
「ん?」
なな「歌詞さんはどうしてそんなことがわかるんですか。やってみないとわからないですよ」
なー君はそう話す
”やってみないとわからない”?
「…やったことがあるからわかってるんだよ」
「僕は1度タヒにかけた。その時サクヤが僕を守った。その時サクヤは力を欲して堕ちた。堕ちて堕天使になって、サクヤは敵を倒し敵にサクヤは殺された」
僕は皆を見る
「大切な人を守れなかった。だから僕はサクヤの選択を信じる」
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狐の尻尾(プロフ) - 凛さん» コメントありがとうございます。1章から…!長かったですよね…wわー!ありがとうございます!頑張ります! (2019年11月2日 22時) (レス) id: 49311eb41b (このIDを非表示/違反報告)
凛 - 面白すぎます!!ついつい面白すぎて1章から全部1時間ぐらいで読み終わりました!更新楽しみに待っていますね! (2019年11月2日 22時) (レス) id: f98c43d073 (このIDを非表示/違反報告)
狐の尻尾(プロフ) - 桜絢音さん» コメントありがとうございます。1章から読んでくださってるんですか…!ありがとうございます…!はい!これからもがんばらさせていただきます! (2019年8月9日 18時) (レス) id: f96d101ffe (このIDを非表示/違反報告)
桜絢音 - 1章からずっと読んでて..ずっとコメントするタイミングが見つからず、やっとコメントすることができました。能力系が大好きなので、とても面白いです!これからも無理のない程度に更新頑張って下さい! (2019年8月9日 18時) (レス) id: 3fcbdcb4e7 (このIDを非表示/違反報告)
狐の尻尾(プロフ) - くるみさん» コメントありがとうございます。そんなに泣かれたのですか…目が腫れないよう気を付けてください…更新、頑張ります! (2019年4月17日 22時) (レス) id: f96d101ffe (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:狐の尻尾 | 作成日時:2018年12月1日 15時