「フェアリーテイル」影竜もついに恋をするようで…！？

「6」〜懐かしの双竜〜 ページ8

アイリside





アイリ「うっぷ…うおえええええ↓」


只今、馬車に揺られております。



大変だ、すごい吐きそうだ。



滅竜魔道士は、みんな乗り物酔いが

酷いのだ。



これは、本当に最近知ったことだ。

妖精の尻尾のウェンディちゃんの

魔法で助けられたこともあったな。



アイリ「あぁ、また会えないだろうか
妖精の尻尾の皆に…。」


妖精の尻尾は温かくて、いいギルド

だと思っている。



剣咬の虎の私が、言うのもアレだけど

本当に暖かいところなんだ。



剣咬の虎も、そんな暖かい家族の

ようなギルドにする。



それが、今の私の願いであり、目的

でもあるんだ。




今の剣咬の虎のマスター

『ジエンマ』

あいつが来てから、この剣咬の虎は

変わってしまったんだ。



人を思いやる気持ちを忘れ、

己の強さだけに執着し、

仲間という存在、その言葉さえも

忘れてしまったんだ。






…いや、忘れたしまったんじゃない。

消されたんだ。




『ジエンマ』に……。



強さだけが、取り柄のあいつが

仲間を思うような、素振りをする

わけがない。



いつも、見てきた。

弱い者=弱者は、次々と破門にし、

それだけなら、まだしも、

その相手が、最も恥じる事を要求し

屈辱させ、捨てた。




そうなった『仲間』をもう

数えきれないほど見てきた。





ずっと、マスターがあいつに

なる前からこのギルドに居たんだ。




前の剣咬の虎は、温かくて、優しい、

誰もが誇れるギルドだった。





だが、今となっては、その誇りは

強さだけの誇り。





アイリ「こんなギルド間違っている。
私が変えて見せる。」



……待っていろ。ローグ、スティング





今、行くからな。





アイリ「うっぷ…う…考え事をして
いたら…うええっ…わ、忘れて……
いたな…うえっおえええええ↓↓」





そして、また私のオエオエtimeが

始まるのだった。





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何か、回想？みたいな感じでしたねw

これから、どんどん絡みを増やして

いきますよー！！

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