「17」〜作戦実行1！〜 ページ19
アイリside
『ローグを喜ばそうよ！』
そう、フロッシュが言った。
アイリ「確かに、いい案だな！」
ローグの機嫌が、悪いのは確かな事だが、理由が
分からないため、必要以上に踏み込めない。
ここは、フロッシュの言う通り、何か気分転換にでも、
なるような事をしてやった方がいいのかもしれない。
アイリ「だったら、ローグの似顔絵でも描いたらどうだ？」
フロ「うん！それがいいと思う〜！！」
フロッシュも納得してくれたようだ。
自分で言うのもあれだが、我ながらいい案だと思う。
アイリ「暗くなる前に仕上げないとな！」
フロ「じゃあ、フロー今から描く〜！！」
本当にローグが好きなんだな……。
こうして、『好き』とか『家族』とか
ここでは、ただの甘えなんだろうな。
それを、変えてみせる…
第舞踊演武も近いし、頑張らなくては。
フロ「アイリは、描かないの〜？」
肌色のクレヨンをもったフロッシュが問いかける。
アイリ「ああ、私はフロッシュが描いているのを
見るだけでいいぞ！」
フロ「分かった〜！ローグ、喜んでくれるかな〜？」
アイリ「ああ、絶対喜んでくれるぞ！」
フロ「じゃあ、もっと上手に描かないと〜」
フロッシュは手に持っていた、肌色のクレヨンを再び
スケッチブックの方に塗っていく。
アイリ「そういえば、だいぶ使ったな。そのスケッチブック。」
フロッシュにあげたスケッチブックは半ページもない
状態だった。
どのページもこれといった隙間もなく
びっしりと描かれている。
中には何を描いたのか分からないものもあったが…。
それほど好きなのだろうか？
フロッシュは、夢中で肌色のクレヨンを動かしている。
…クレヨンもだいぶ短くなってきたな。
汚れや、欠けている所があるため、相当使ったという事が
見ての通りに分かる。
ローグから、もらったのだろう。
こんなにボロボロになるまで、大切に使っているのだ。
フロッシュにとっては、大切な物なんだろうな。
……………考えているうちに出来上がったみたいだ。
フロ「出来た〜！」
アイリ「よし！さっそく渡しに行くか！！」
フロ「お〜！」
私は、フロッシュを抱き上げ、広間へ向かった。
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にく - 大舞踊演舞じゃなくて大魔闘演武ですよ！ (2017年6月5日 17時) (
レス) id: fa3843845b (このIDを非表示/違反報告)
チェリー(プロフ) - ローグ大好きです！結婚したいくらいに！！ (2016年5月19日 21時) (レス) id: 0797eba6f1 (このIDを非表示/違反報告)
ローグ・チェーニ(プロフ) - すみーさん» それな(*`∀´*)つーか、続きとかが気になるわー (2016年3月28日 19時) (レス) id: 1be28d3238 (このIDを非表示/違反報告)
すみー - フェアリーテイルの最終回よかった(*^-^*) (2016年3月28日 17時) (レス) id: 74fc3edac7 (このIDを非表示/違反報告)
ローグ・チェーニ(プロフ) - ラハルさん» うわわわわわ！ありがとうございます…！！あの、大丈夫ですか？！泣きそうになったなんて、私にはそんな文章力ないですよ！新作の方のリクエストありがとうございます！さっそく制作しに行って来ますね！ (2016年3月27日 19時) (レス) id: 1be28d3238 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ローグ・チェーニ x他1人 | 作成日時：2016年3月13日 20時
