日常、念願の発見。 ページ25
仁「のう、どこ行くんじゃ？」
貴「まあついて来なって！」
ひたすら走ってる私たち。先頭は一応私だけど、後ろ走ってる連中はなんだか物足りなさそう。悪かったな鈍足で。
貴「はー…やっと着いた」
辿り着いたそこは、
鳳「温室…ですか」
これでもうカンのいい人はわかるよね！
貴「ト、ト、ト、トリカブト〜」
宍「いや、怖えよ！？」
失礼な。項目探してるだけじゃん。
貴「はい、毒手さん見つけたっ！！」
白「おわ！？ …あー、見つかってもうたわ」
つかあんた隠れるつもりなかったろ。思いっきりトリカブトの花壇観察してただけじゃん。
まあいいとして、かちん。白石蔵ノ介、確保。
白「いやー、しかし跡部は流石やな、種類が豊富や！」
貴「主に毒草の？」
仁「隠れんぼじゃない方をがっつり楽しんどるのう」
真「真面目にやらんかぁっ！！」
まあまあ、と宥めつつ…
幸「あ、やっぱり」
不「本当だ、流石は幸村だね」
「「「「………」」」」
はい、瞬きしてー、とりあえずみんな後ろ見てー、あー、瑞々しく咲き乱れた花たちが綺麗ダナー。
貴「なにを優雅にティーパーティーしてるんですかあんたがたは！！？」
ガーデンチェアに優雅に腰掛け、テーブルには白磁のカップとポット。ソーサーには薔薇の形の角砂糖と銀のティースプーン…。
隠れる気ナッシングどころの話じゃないんだ、しかも一瞬、中世貴族のナイトガーデンパーティに迷い込んだんじゃないかと本気で思ったんだ。
恐るべし見た目はプリンス魔王コンビ。月光に照らされた温室にてお茶会とは優雅なことで。
幸「いやあ、初めは隠れる場所を探していたんだ、そうしたら、不二と白石とばったり会ってね…」
不「白石に一通り毒草について教えて貰った後、僕と幸村はここに座って休憩してたんだ」
白「俺はもう少し花を見たかったから、とりあえずそこで別れたんや」
うん。あのね、この時点で結構色々ツッコミたいけど、とりあえず続きを。
幸「しばらく座ってたら、メイド長さんがお茶の準備をしてくれてね」
不「ありがたく頂いていた、ってところかな」
柳生「また、香り高いハーブティーですね…」
柳生さん、柳生さん、そこじゃない。
とりあえずもうよくわからないけど、
貴「……うん、もうどーでもいいや、幸村精市、不二周助、確保」
廊下で見つけた【花瓶】からの連想ゲーム、どうやら正解だったようです。予想外もふんだんに散りばめられていたけれど。
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椿(プロフ) - NANOMANOさん» ありがとうございます！！！ 私も、ツンデレコンビのデレは大好きです。財前君もっとデレろ…！ (2014年11月6日 21時) (
レス) id: f85a5f48fd (このIDを非表示/違反報告)
NANOMANO(プロフ) - 財前が可愛いです。ものっそい可愛いです。デレをありがとうございます。いつでも応援します！ファイト！ (2014年11月6日 3時) (レス) id: f5d752c2cb (このIDを非表示/違反報告)
椿(プロフ) - キー子さん» ありがとうございました！！ 続きは…うん、これ以上のカメですが、お付き合い頂ければ幸いです。 (2014年11月1日 22時) (レス) id: f85a5f48fd (このIDを非表示/違反報告)
椿(プロフ) - 七夕♪さん» 光栄です！ こんなカメ足にお付き合い頂き、ありがとうございました！ (2014年11月1日 22時) (レス) id: f85a5f48fd (このIDを非表示/違反報告)
キー子(プロフ) - お疲れ様です！日常にスポットを当てていて親近感がわくお話でした（＾ν＾）続編があるのならば是非また応援します！絶対！！ (2014年11月1日 22時) (レス) id: 9a1f8b418f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：椿 | 作成日時：2014年6月8日 19時
