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小|中|大|歩いてたら。
「スミマセン、僕の声、聞こえてマスか」
ん?どこかから声が聞こえる。
足元を見ると、なんか人形が立っていてじっと私を見上げていた。
私は思わずぞっとして、飛び退いた。
そしたらその人形は、私が飛び退いた風圧なのか、よたよっとよろけて、尻もちをついた。
動いとる。
人形やない。
したら、何?
「スミマセン、驚かセテ」
人形が、私を見上げて、申し訳無さそうに謝ってきた。
『えっ、あっ、何?あんた、何!?』
「驚くのワカリマス。デモどうか、逃げナイで。僕はチョット困った状況にアリマス。助ケテもらえませんか?」
少しおかしな日本語だなって思った。
発音も。
でも、めっちゃ丁寧な物腰で、柔らかく話すから。
私の警戒心は少しだけ解いて、それの前にしゃがみ込んで、まじまじと見つめた。
「ハジメまして、僕はキム・ナムジュンです。テレビで観たこと、アリマセンカ?」
テレビで?
どゆこと?
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
2019年7月軸の、アナザーワールドでアイドルだけど身体が人形サイズのナムジュンくんと、大阪の事務職ヌナの1日だけの恋の話です。
落としアイドル拾った系の短編です。執筆状態:完結
「スミマセン、僕の声、聞こえてマスか」
ん?どこかから声が聞こえる。
足元を見ると、なんか人形が立っていてじっと私を見上げていた。
私は思わずぞっとして、飛び退いた。
そしたらその人形は、私が飛び退いた風圧なのか、よたよっとよろけて、尻もちをついた。
動いとる。
人形やない。
したら、何?
「スミマセン、驚かセテ」
人形が、私を見上げて、申し訳無さそうに謝ってきた。
『えっ、あっ、何?あんた、何!?』
「驚くのワカリマス。デモどうか、逃げナイで。僕はチョット困った状況にアリマス。助ケテもらえませんか?」
少しおかしな日本語だなって思った。
発音も。
でも、めっちゃ丁寧な物腰で、柔らかく話すから。
私の警戒心は少しだけ解いて、それの前にしゃがみ込んで、まじまじと見つめた。
「ハジメまして、僕はキム・ナムジュンです。テレビで観たこと、アリマセンカ?」
テレビで?
どゆこと?
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
2019年7月軸の、アナザーワールドでアイドルだけど身体が人形サイズのナムジュンくんと、大阪の事務職ヌナの1日だけの恋の話です。
落としアイドル拾った系の短編です。執筆状態:完結
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作者名:フネ55 | 作成日時:2023年1月12日 5時