41話 ページ42
シウside
別に隠してるわけでもないから私はいいんだけど…
『(オベロン的にはどう？)』
オベロン(うーん……下手に知らないままでいるよりも、ここで対面してお互いの顔を知っておいたほうがいいんじゃないかな！)
『(うーん妖精王。まぁ夜の方は晒す気ないしね。じゃあ第一再臨で)』
オベロン(了解したよ、マスター(にこっ))
『(わぁわざとらしい)』
という念話を行って、呼び出すことにした
もっともここはあの世界ではないし、彼はサーヴァントではない
だから、彼の傍らに彼女はいない
彼女、心優しい、白いあの子、ブランカは
『＿＿＿＿今呼ぶね』
ナヴィ「あ、いいんだ」
『一応』
右手の手袋を外して、令呪を晒す
別にこうしないといけないわけではないけどね
『来て、
令呪が赤く光り、真の前に光の粒子が現れ＿＿＿＿やがて、一人の青年の姿を形つくった
さらりとした白髪に晴天のような青い瞳。美しい蝶の羽を持った、王子様のような姿の黒妖精＿＿＿＿妖精王・オベロン
かつて羽織ったその役で、彼は舞台に降り立った
オベロン「やぁ初めまして！僕はオベロン、マスターの黒妖精だ。よろしく頼むよ」
爽やかな笑顔に声に台詞
その中身を知っている身としては、大変だなぁと生暖かい視線を向けざるを得ない
エマ「わぁ…」
オベロン「ん？どうしたんだい、そんなに見つめて」
エマ「え！？あ、いや、なんだかおとぎ話の王子様みたいで、黒妖精に見えないなぁって」
『そりゃそうだよ、嘘だもん』
エマ「う、嘘？」
オベロン「もうマスター。酷いじゃないか。この姿も言葉も僕の本心で、僕の本当の姿だよ」
すっっっっごい噓つくじゃん
いやぁ、このところあっちとしか関わってなかったからいっそ清々しいというか
君のその滅茶苦茶分かりやすい演技、わりと好きだよ
オベロン(うるせぇよ)
『(いやもう隠す気ある？って感じで逆に自然でいいと思う、愉快で)』
オベロン(お前混沌・悪の影響受けすぎてない？というか仮にも俺の
『(律儀にツッコんでくれるのも結構好きだよ。愉快で)』
オベロン(こんの性悪マスターめ！！少しぐらい隠す努力ってもんしろよ！！)
『(オベロン相手にするわけないじゃん)』
オベロン(知ってたお前そういう奴だよなぁ〜〜！)
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ルウ(プロフ) - 新作おめでとうございます！「魔界の異邦人」や「前世は柱、今世はヒーロー？」も応援しています！体調に気を付けながら更新頑張って頂けたら嬉しいです。 なんといっても、零月 さんの作品は神作だらけですからね！私の生き甲斐です！ (9月21日 22時) (
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