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私はpersonaに通わなくなった。
代わりによくジミナに会うようになった。
ジミナの”お客さん”から、
正式な”彼女”になった。
『ジミナの部屋って、ホテルみたい』
JM「ホテルみたいに綺麗ってこと？
ありがと」
『…、』
正確に言うと、
生活感がないって意味だった。
物はほとんどないし、
冷蔵庫には水しか入ってない。
『こんな部屋でどうやって生活してるの』
JM「だって僕、めったに自分の家で
寝ないもん」
『………そっか、』
JM「……やぁ、そこは”そっか”
じゃないでしょ？
Aはなんとも思わないの？
僕がホストやってること」
『なにが？』
JM「自分の彼氏が他の女の子と
イチャイチャしてるの見て、
嫌にならないの？」
『……、』
JM「なにその反応、傷つくよ」
『そうじゃなくて……
私、わかるようになったの。』
JM「なにを？」
『私の目の前にいるジミナだけが、
本当のジミナだって。』
私はジミナの金髪の髪を撫でると、
ジミナはキョトンとした顔をする。
『ジミナのビジネススマイルと、
本気の笑いも見分けられるようになったよ』
JM「そんな怖いこと言わないでよ、笑」
私の頭の中にまだ
こびりついてるテヒョナの影を、
ジミナで消したかった。
『ジミナ、キスしていい？』
って聞いたら、
答えないでジミナは
私の口にキスを落とした。
JM「僕たち、付き合ってるなら、
断る理由はもうないよね」
って、もっと深くキスをする。
私の背中に回された手が、
テヒョンの手より小さいことも、
首元から香る香水が、
テヒョンの香水よりも甘いことも、
私は意識したくないのに、
意識してしまう。
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作者名：やきにくさん
| 作成日時：2021年2月11日 15時
