彼女の逃走 ページ17
エト: Aちゃんは少し人間の匂いがするね
A : エトさんこそ変わった香りですよね
エト: Aちゃんに言われたくないなぁ〜
A: 私もエトさんには言われたくないです
エト: 教えてくれないのね、私と似てると思ってたけど気が合わなそう
エトから冷たい雰囲気がでた
A: 私はエトさん嫌いじゃないですよ
苦笑いする彼女はまるで蛇に睨まれたカエル
それに抱えられたままの彼女は不自由
エト: また動けなくしたほうがいい?
不気味な笑みを浮かべるエト
彼女にはエトの顔が見えていない
A: ………私を下ろして10秒待ってくれませんか?
怯えながらも少し余裕をみせる彼女
エト: お、やるのね
A: ハンデありですよ
エト: いーち、にー
彼女は数えられるとすぐにその場を去った
エト:あれぇ?さーんしー
エトが思っていた以上に彼女は早かった
まるで今までわざと弱いように見せていたかのように
エト:ごーろーく、しーち、はーち
微量だが彼女の匂いは残っている
エト: きゅーじゅー!
匂いをたどってエトは追いかけた
エト:わかりやすい香り
だが
彼女の匂いが途切れた
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猫雪甘音 - 人肉ハンバーグいいですね!!今度やってみます。 (2016年8月13日 18時) (携帯から) (レス) id: 239cd4015a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ほっちまん | 作成日時:2016年3月7日 3時