D.gray-manー2人で歩く道 (ページ41)

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バレンタインデー① ページ41

ーーアジア支部にて。

バ「ふっふっふっ…」

李「なんだ？支部長…あんなに機嫌よく笑って…」

シィ「確かにな。…そういえば、明日はバレンタインデーだったか」

李「え、バレンタインだからあんなに嬉しそうにしてるのかよ？そんなに毎年チョコもらってたっけ、支部長」

シィ「李佳…失礼だな…。まあ今回は、今までとは違うからな。Aさんがいるんだから」

李「あぁ！そういうことか！！そりゃあ楽しみだろうな！…俺達もAちゃんからチョコもらえるんかなあ～欲しいけどな～」

シィ「さぁな。…まああの人のことだから、アジア支部員の分も用意してそうだけど。」

李「だな！…蝋花は今年、ウォーカーにもあげるんかな～。さっき用意してるのは見えたけど。」

シィ「今までは送っていたが…どうだろうな…」

～～

『…よ～し！完成！！』

テーブルの上には、大量にラッピングされたチョコが山盛りになっていた。

ふぅ、と息を吐きながら、彼女は嬉しそうにそれらを眺める。

『またこうして、黒の教団でバレンタインの準備をする日が来るなんてね。久しぶりだし楽しみだなぁ…』

ジェ「うっふふ、今年はアレンちゃんもいることだしねぇ～♡ちゃんと本命は用意してるの、Aちゃん？」

『もちろん！…たくさん食べてくれるアレンくんには特大サイズで、1番はりきって用意したんだ～』

(喜んでくれるといいなあ、アレンくん…)

彼用の大きなチョコレートを見つめながら、彼女は笑った。