またもや再会 ページ17
Aがアジア支部の手伝いを初めてから、4日目の朝がきた。
いつもの通り、科学班室で書類の作業をしていると、バクに呼ばれる。
バ「…毎度毎度、呼び出して悪いな。」
『まあここ数日色々あったもんね。今日はどうしたの?』
バ「ああ、客が来るんだ。お前に用があってな。」
『へ?お客さん??』
バ「まあ大した用ではないのだが…。方舟の方に行って来るといい。」
『わかったー。…なんだろ?』
〜〜
『…もしかして、教団本部からかな?』
色々疑問を抱えながら、方舟の前に立って待つ。
…しばらくすると、見覚えのある2人組が方舟から現れた。
『…あっ、ラビくん!ブックマンさん!』
ラ「やっほ〜Aちゃん♪元気してる?」
『うん、元気だよ〜!2人も相変わらずで。…で、私に用って…??』
ブ「なに、大したことではないのじゃがな。お主の様子を見に来たのと…渡さねばならぬ物があるんじゃ。」
ラ「そ。…んで、渡したいのがこれ!って言ってもAちゃんの団服とかの荷物だけどな。…支部からそのまま任務行くんだろ?必要になるから届けてほしいって、コムイが。」
『わあ、わざわざありがとう!!助かったよ〜!』
ラ「いえいえ。支部の手伝いはどう?久々でへばったりしてないさ?」
『大丈夫!むしろバリバリ働いて絶好調だよ!』
ラ「そっか!残り2日と、任務も無理すんなよ。…あとはアレンの様子も見に行かねえとな。」
ブ「そうじゃな。支部長の所にも、記録の為に聞きたいことがあるから寄らなきゃならん…」
『なるほど。そしたらそれぞれ案内しますよ!』
ラ「お!助かるさ〜!」
先にブックマンを支部長室に案内し、ラビとともに医務室を訪れると、ちょうどアレンは眠っていた。
ラ「ありゃ、寝てんじゃねえか。」
『昨日の今日だからねぇ。疲れてるんだろうな…』
ラ「そうさね〜。…電話でさ、アレンと会う訳ないよなって話してたのになあ〜。まさかこうなるとは…」
Aの隣でラビは苦笑する。
『私もびっくりしたよ。…でもアレンくんが無事で本当に良かった…』
ラ「そうだな。…Aちゃん、アレンのこと頼むさ!」
『もちろん!任せてね!』
胸を張って答えると、ラビはニコッと笑う。
そしてアレンの方を見ながら言った。
ラ「それにしても…うっらやましいよなぁ〜、こんな可愛い子に看病されるなんてさ。」
『ふふ、いつかラビくんの看病もするね。』
ラ「おっ、約束さ!」
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作者名:ナジカ | 作成日時:2017年9月9日 19時