D.gray-manーアジア支部編 (ページ2)

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もう一つのホームページ2

ーーアジア支部方舟にて

黒の教団を後にし、Aは方舟でアジア支部まで移動した。

バ「A、お疲れ様。」

A『あっバク兄！待っててくれてたんだね！』

バ「ああ。なんてったって、4年ぶりだからな。こうしてお前がアジア支部に手伝いに来るのが。」

A『バクに…「Aさまあああああああ！！」

遠くから物凄い勢いで走ってきたのは、アジア支部長補佐役であるウォン。

ウォ「ご無事で何よりでございます…っ！もう二度と、お会い出来ないかと思っておりました…っっ」

Aが幼い当時から、ずっと傍に寄り添って世話役を担っていたウォンにとって、彼女の生還は誰よりも喜ばしいことであった。

A『もう泣かないの～ウォンさん！…心配かけちゃったね。私もずっとあなたに会いたかった。…また、昔みたいに一緒に補佐役やってもいい…？』

ウォ「もちろんでございます。貴方様も大事なチャン家のお方。このウォン、一生お側について参ります。」

A『うん…！ありがとう！ウォンさん大好き！』

ウォ「あああAさまあああああっっ！！」

バ「だから泣きすぎだ、ウォン」

A『これはしばらく止まないねぇ…。それにしても、懐かしいな～。こっちは昔とそんなに変わってないねぇ。』

バ「教団本部が大きく移転したからな。…科学班にも多く新人が入ってきたよ。後で挨拶をして、面倒も色々見てほしい。」

A『オッケー！こっちにも新しい仲間が入ったんだね。楽しみだなあ～！』

バ「世話のかかる奴ばかりだがなあ。」

A『あははっ！とりあえず白衣に着替えて、準備してくるね！』

バ「ああ。部屋は昔と同じ所だよ。掃除はしておいた。」

A『取っておいてくれたんだ。ありがとう！』

～～

部屋に入ると同時に、Aはベッドに飛び込んだ。

A『ふー！…あの時と変わってない、私の部屋だ…懐かしいな～色々。私の、もう一つのホームに…帰って来たんだ…』

黒の教団本部とアジア支部。
もちろん同じ仲間ではあるが、チャン家である彼女にとって、先祖が継いできたアジア支部は思い入れが深い。支部での仲間は本部とは別の、もう1つの家族であり、ホームである。

A『…お仕事、頑張らなくちゃ。4年分バク兄には負担掛けちゃったわけだし！お返しして行こう。』

そう言って、彼女は準備を始めた。
彼女の、もう一つの生活が始まるのだ。