優しい兎さん ページ19
A『ふ〜、任務も終わって、師匠からのお話も聴き終わったし!ちょっと休みたいな〜』
そうつぶやきながら廊下を歩き、自室に向かうA。
すると、目の前から見覚えのある、背の高い赤髪の青年が歩いてきた。
A『…あっ!ラビくん!!』
ラ「お♪Aちゃんじゃーん!…もしかして、任務帰り、とかさ?」
A『当たりだよ〜!ちょうど今、休みに行こうと思ってて!』
ラ「そっか。お疲れさん!…あれ、Aちゃん、怪我してるさ!」
A『ええ!?どこどこ!!てっきり無傷だと思ってたけど…』
Aがあたふたして怪我を探していると、ラビは彼女の首元を指さした。
ラ「ここさ〜。まあ、首元は自分じゃ気づかないよな〜」
A『ありゃ、そこかあ!痛くもなかったからわからなかったや〜。これくらいならほっといても大丈夫かな〜』
すると、ラビはムッと眉間にしわを寄せた。
ラ「……な〜に言ってんのさ。Aちゃんは女の子だから、ちゃんと手当しなきゃだーめ。…ちょっと失礼するさ。」
そう言って、ラビはベルトに付いている小さなポーチから手当用の道具を取り出し、Aの首元の手当を始めた。
A『…わわっ。ラビくん、それくらい自分でやるよ〜』
ラ「いいからいいから。自分じゃやりづらいだろうから俺がやるさよ。」
A『うん…ありがとう(ニコッ)…ラビくんって、優しいんだね〜』
ラ「そりゃどうもさ〜。…まあ、こんなカワイイ子相手だったらどこまでも優しくしたくなるもんよ♡」
そう言ってウインク。
もしアレンか神田がこれを見たら殴られそうである。
A『そんなそんな〜、嬉しいこと言うねえ。…よしっ、ありがとう!!』
ラ「どういたしまして〜。…もっと自分の体、大事にするんさ〜。特に顔に傷残しちゃダメ!」
A『は〜い!』
ラ「(クスッ)…久々の任務で疲れてるだろうから、ゆっくり休むさ。そんじゃ、またな!」
A『うん!ばいばーい♪(手を振る)……ラビくんって、優しい兎さんだなあ〜』
一方その頃ラビの方は。
ラ「………なんさ、あの可愛い生物は……」
と、顔を赤くしていたのであった。
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珠月(プロフ) - ナジカさん» わざわざレスありがとうございます!あまり知ってる人いなくて語ったりとか出来なくて...笑笑私もナジカさんのお陰でDグレの小説書く勇気出たんですよ笑笑もしよかったら読んで頂けると嬉しいです! (2017年8月21日 19時) (レス) id: 3fe843acb6 (このIDを非表示/違反報告)
ナジカ(プロフ) - 珠月さん» 珠月さんコメントありがとうございます〜!!D.gray-man、私も最近再熱してるんですよ〜!面白いですよね(^^)面白いと言って頂けてとても嬉しいです…!更新頑張りますね♪応援ありがとうございます! (2017年8月21日 17時) (レス) id: ce9aca2465 (このIDを非表示/違反報告)
珠月(プロフ) - コメント失礼します!初めまして!D.gray-man再熱してて最近占いツクールで書いてくださる作者様居ないかなと思ってこの作品を見つけました!とても面白いです!更新頑張ってください! (2017年8月21日 14時) (レス) id: 3fe843acb6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ナジカ | 作成日時:2017年8月21日 0時