D.gray-manー帰ってきた女エクソシスト

リナリーとの再会 ページ11

リナリーsideーー


コムイ兄さんに召集をかけられて向かうと、長い金髪の女の子が立っていたのを見た。

すぐにはわからなかったけど、最初は少し懐かしい気がしていた。どこかで見たような…そんな感じがした。



ーー少しして、昔黒の教団で会ったことのあったAだと気づいた。

当時、彼女と特別仲が良かったわけでもなかったし、A本人はアジア支部の手伝いや任務続きで、あまり教団に顔を出すこともなかったから、関わりもそこまでなかった。



だけどあの子のことで、ちゃんと覚えていたことがあって。

それは、あの素敵な笑顔と優しい言葉だった。




ーー挨拶が一通り終わって、集められたエクソシストが解散してすぐに、私はAに声をかけた。



リ「A…！！」


A『リナリーちゃん…！！わああ久しぶりだね〜！！(抱きつく)』


リ「ええ。無事で本当に良かった…！」


A『リナリーちゃんもだよ〜！……髪、短くなっちゃったんだね…』


リ「戦いで燃えちゃって…また、伸ばしてるの。」


A『イノセンスのことも聞いたよ。結晶型になっただなんて…。色々大変だったよね…』


リ「何言ってるの、それはAの方でしょ！帰ってくるまで壮絶だったなんて…生きてて本当に良かったわ…」


A『ふふ、心配かけちゃったね。これから改めてよろしくね。任務一緒の時は特に！』


リ「ええ！おかえりなさい、A！(ニコッ)」


A『うん！！ただいま〜！！(ニコッ)』




ーー私が覚えている姿よりも一層大人びたAだけど、やっぱりこのまぶしい程素敵な笑顔は全く変わってなかった。



ーー本当におかえりなさい！

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