祓い屋の少年 ページ3
かもめ学園、旧校舎屋上に
髪の毛を指に絡ませ、暇そうにしている少女が一人。
「はぁ〜暇だなぁ。
全然だぁれも屋上に来てくれませんし。」
「まぁ、私の歌声が聴こえる人なんて…」
なかなか居ない と続けようとしたその時。
《ﾀﾞﾀﾞﾀﾞﾀﾞﾀﾞｯ》
(階段を駆け上がる音…もしかして……)
「あはっ 久々のお客様♪」
扉が勢い良く開かれる。
そして、屋上に訪れたのは……
金髪に青い瞳、珍しいピアスを付けた少年。
そして晴れているのに手には傘。
光「此処が零番の境界だな…
おっしゃあ出て来い七不思議ｨｨ！
この祓い屋、
源光が祓ってやる！！！！」
ギラギラと眩しいくらいに威勢の良い少年である。
「こんにちは。」
ﾁﾘﾝ、という鈴の音と共に、
光の視界は雪の様に真っ白な肌を持つ
少女の顔で埋め尽くされた。
光「おわぁぁぁぁぁ！？！？」
叫び声と共に光は後退る。
そんな彼の姿を見ては、拗ねた様に少女は言った。
「失礼ですね！女の子の顔を見て叫び声をあげるなんて。
それに、出て来いって言われたから出て来てあげたのに。」
光「お前が驚かせたんだろ！」
「まぁそうなんですけど」
光「何なんだよ！？」
「あははっwwww」
少女はひとしきり笑った後、
光に問い掛けた。
「それで…祓い屋くんは私を祓いに来たんでしたっけ？」
光「あぁ、七不思議零番“屋上の歌姫”
俺がお前を祓う！！」
彼は傘…否、退魔具を少女に突き付けた。
「ふふ、生憎祓われる訳にはいかないんです。でも…とっても面白そう。」
少女の周りに水鞠が無数に出現した。
彼女は嗤う。目を細め、楽しそうに
光「そう笑っていられるのも今の内だ！」
そして光は、霊杖を振り上げた。
＊＊＊
「あのぉ〜」
「祓い屋くん、大丈夫？」
少女の目線の先では…
光「ｯ…ｾﾞｪ…ｾﾞｪ……」
光が膝をつき、息を切らしていた。
それもその筈。
少女は彼の攻撃を全て避けたのだ。
まるで蝶が舞う様に、軽々と。
そして、水は電気を良く通す。
雷も彼女が操る水に触れてしまえば…
少女の身体に攻撃が届くことはない。
光「オレは……絶対…諦めねぇ……」
「あはっ 良いね。キミみたいに真っ直ぐな子、私好きだよ。」
少女は膝をついている彼の前で屈んだ。
「ねぇ祓い屋くん…
私のお友達になってくれませんか？」
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夜鈴(プロフ) - マカロニさん» 私の作品を楽しみにしてくださっているなんて…ありがとうございますっ！！面白い作品になるように頑張ります！！ (2020年2月22日 15時) (
レス) id: c9817942a9 (このIDを非表示/違反報告)
マカロニ - 楽しみに待ってます(*^ω^*) 頑張ってください(^｡^) (2020年2月19日 20時) (レス) id: 1fbc4252fc (このIDを非表示/違反報告)
由羽 - が、頑張る、、、と思う！ けど応援してもらったし！頑張ります！！ (2020年1月30日 22時) (レス) id: 4a57f419a7 (このIDを非表示/違反報告)
夜鈴(プロフ) - 由羽さん» 宿題頑張って下さい！！(((お前もな (2020年1月27日 20時) (レス) id: c9817942a9 (このIDを非表示/違反報告)
夜鈴(プロフ) - 由羽さん» あ………あ…………嬉し過ぎてカオナシ化します………(((殴 私の作った作品をこんなに褒めて下さるなんて………あ………あ((((やめろ 応援ありがとうございます！元気貰えました！！ (2020年1月27日 20時) (レス) id: c9817942a9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：夜鈴 | 作成日時：2020年1月11日 15時
