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予定通りに仕事を終え一月振りに帰宅すると、一人暮らしなので普段はわざわざ言わないのだが、今日はつい口から出た「ただいま」
何故なら
「あぁ、おかえりA」
「相変わらず殺風景な部屋だな」
「お、お邪魔してます〜」
遠慮の無い態度のエルザ、グレイと居心地悪そうなルーシィ
ナツに至ってはベッドを占領し爆睡である
慣れた光景なので特にどうとも思わないが
「とりあえずグレイは服を着てくれるかしら」
そこだけ指摘しつつ荷物を下ろす
その手元を見てハッピーが言う
「また難しそうな本がいっぱいだ
ナツなんてページ開いて3秒で寝ちゃったよ」
「そのようね」
それも初めてのことではないし、と視線を向けることもなく答えると
「あのAさん...勝手に家に上がっちゃってごめんなさい
私は止めたんですけど...」
おずおずと近寄ってきたルーシィにそう言われ、間を置いて勘違いさせてしまったのだと気が付く
「別に怒ってないわ
無愛想は標準装備なの」
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作者名:金城にこ | 作成日時:2017年1月15日 19時