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21. ページ25

次第に賑やかになる話し声にエルザとグレイも目を覚ました

既に話題もずれ出していて、さっさと追い出さないと家に穴が開きそうである

「私は休みたいから、帰ってくれる?」

彼女に言われれば周りも従うだろうとエルザにそう声をかける

エルザはそれに軽く頷き、

「すまんな、押しかけて
おい、帰るぞお前たち」

手を叩いてそう続けた

それに対しナツは反論しようとしたが、首根っこを掴まれ強制退場

ハッピー、グレイもそれに続いて退室し、最後にルーシィが玄関でこちらに振り返る

「あの、また遊びに来てもいいですか?」

恐る恐るといった様子ではあるものの、ルーシィは正しく妖精の尻尾の魔導士であると実感する

(私よりも、よっぽど...)


“ 君は、自分で思っているほど冷めた人間じゃない ”


「、」

俯きかけた思考を遮ったその声に軽く目を見開く

それからゆっくりと目を伏せた

(...あぁ、本当にお似合いね)

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作者名:金城にこ | 作成日時:2017年1月15日 19時

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