第6話 部活 ページ8
赤司君がいい男リストに追加された日の放課後。
私は女バス部の部活見学に来ていた。
ーー見学なんてしなくても私はバスケ一択だけどね。一瞬、美術部も考えたけど暇そうだし。
「新入生集合!!」
たしかさっきキャプテンだと言っていた人が、私達に集合をかけた。
髪はショートでイケメンな女性だ。
この学校は部活動に力を入れているらしい。
だから結構なんでも強い。
男バス部は全国大会の常連校で開闢の帝王とか言われているらしい。
確か去年は優勝だった。
女バス部も結構強く去年は準々決勝は行ったとか。
まあ、強いってことだ。
女バス部の見学をしていたところ練習は体力バカの私でも最初は結構キツそうだ。
ーーうー。キツイのやだ!!
こんなことを呑気に言っているが今は一応新入生の出身と希望しているポジションを聞かれている。
「はい!次!」
ーー少し怖い。いや、結構怖い。
めっちゃ怒鳴られてる感じがする……。
先輩たちは結構怖い人達で声が小さいと怒鳴る。
まあ、声が小さいとイラつくの、分からない事は無いが。
うわー次だ。緊張する〜!
「はい次!」
『はい!⚪⚪中学校出身、三津谷Aです!希望しているポジションはPGです!』
「わかった。はい次!!」
ーーお!何も言われずに済んだ!ラッキー♪
そして次の人が喋り始めようとした時あり得ないような言葉が隣の男バス部から聞こえてきた。
「今年からキャプテンになるのは赤司征十郎君だ。」
え?と思いそっち側を見てみるとそこには赤司君が前に出て監督に紹介されていた。
ーーえ?赤司君って一年生だよね?なんでキャプテンなの?普通は3年生だよね?
部員も同じことを考えていたようでざわざわしている。
「A。」
誰かに呼ばれ振り向くとひかるが居た。
「何ボーッとしてんのさ。もう新入生は解散していいだって。男バス部見てるのもいいけど私は帰るからね。友達待ってるから!」
そこまでいっきに言うと玄関の方に向かって走って行ってしまった。
凛はバレー部、優は家庭科部と私達は見事に別れてしまった。
ーーじゃあ男バス部見学するか!
ということで男バス部を見学することにした。
なんとなくそこにできている人集りに行って見てみるとそこでは熾烈な1on1が繰り広げられて居た。
周りの人に話を聞いてみると、赤司君がキャプテンだということに不満を持っている上級生対赤司君らしい。
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作者名:*lemon* | 作成日時:2018年3月11日 18時