巡航客船シェアハウス【浦島坂田船】 (ページ6)

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第6話ページ6

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『坂田さん！何やってたんですか？！』

柄にもないほど私は焦っているようだ。

周りがうるさいからいいものの、図書館であるならば即刻追い出されていたに違いない。

さ『トイレから出たらこの子がいたから…』

随分とお人好しなものだ。

『とにかく、一旦浦田さんと合流しましょう』

元の場所に戻ると、浦田さんが焦りながらも待っていた。

こういう時、漫画とかなら浦田さんも消えてしまうのだろう。

恐れていたことが起こらなくてよかった。

『浦田さーん！』

声に気づいた浦田さんはこちらへ首を向ける。

勢いが良すぎて、カチューシャが今にも取れそうだった。気づき急いで治している浦田さんがどうも可愛い。

多少小走りでこちらへ駆け寄ってきた。

う『よかった見つかって。』

安堵を顔に浮かべたかと思いきや、坂田の腰あたしからひょっこり顔を出している黄色い女の子へと視線を移した。

う『んで？その子は？』

坂田さんは少し怒り気味の浦田さんへ申し訳なさそうななんとも言えない表情をしている。

まぁ、今回は坂田さんが悪い。

さっき私に言った様に説明すればいいのに。

浦田さんには怒られるきがしているのかあたふたしている様子の坂田さん。

仕方が無いので、私から説明することにした。

『この子は坂田さんがトイレの帰りに拾ってきた子です。あの、観覧車の。』

う『だと思った。んじゃ迷子センターに行こ』

ところで、迷子センターの場所はどこに．．．

無事黄色い女の子を迷子センターまで送り届けると、もう結構時間がたっていた。

あと、アトラクションをひとつくらい乗ったら終わりだな。

いや、ギリギリ2つ行ける！

￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
その後、結局2つアトラクションに乗ってセンラさん、志麻さんと合流した。

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シェアハウスに帰って、来た！！！

さ『たっだいまー！！』