現在進行形で君が気になる・・・かも【歌い手】

ろくじゅうに ページ27

天月side


コンコンッ


吉「翔太様、A様、命令されたにも関わらずすみません。お父様からお電話が入っております」

軽いノックの音と、吉野の声が聞こえてきた


あ「えぇ・・・吉野出てよ」

吉「それが・・・・お話になってくださらなくて・・・」

あ「はぁ・・・わかった。貸して」




電話を受け取り、耳に当てる


Aが心配そうに見つめてくるから大丈夫だよって口だけ動かした




あ「お父様。代わりました」

父「翔太。いきなりですまなかった。だがお前もそろそろ跡継ぎの準備を始めなければとおもってな」

あ「いえ、お心遣い感謝します」




低い、威厳と強者の声


僕はこの声が嫌いだ





父「そうしたら飯野コーポレーションがうちの娘はどうかと言われてな」



他にも候補は大量に出ていたけれど


そう続けた



つまりAは、オークションにかけられたも同じなんだ


Aは僕がみにつけるアクセサリー


そうゆうこと、なんだ・・・





父「そこが味方についたら私たちはさらに上にいける。お前も楽になるだろう」

あ「はい。それで、他にご用件は？」

父「察しが良いなｗｗ」



当たり前


貴方は僕に電話をかけることがまずない





父「飯野Aは随分な美人だそうだな。子供ができればとても有名になるだろう」

あ「・・・は？」

父「まぁ今は考えなくてもいいがな。近々パーティーを開く。飯野の娘もつれて来なさい」

あ「わ、かりました・・・」



自分勝手に着られた電話を吉野にほとんど投げるように渡した



あ「吉野でてって・・・ご飯はできたらAだけ呼びにきて。僕は要らない」

吉「ですが・・・わかりました」




静かに閉められた扉を確認するまもなくAに抱きついた



『翔太・・・？』

あ「・・・ごめん・・・」



静かに、静かに涙を拭った




なんでこんなに無なしいんだろう

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