Friday. 吹き荒れる春一番 ページ12
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宏光「あぁあぁぁｧｧ…っ！！」
太輔「うおっ！！もー、今日は一体なんだよ！」
昨日のことで学習した俺は、飛び起きたもののベッドからは転げ落ちなかった。
全く、騒がしい朝だ。
宏光「しまったぁ〜汗」
眠い目を擦りながら声の主を軽く睨み付けると、空中で頭を抱えているひろが目に入った。
太輔「どうしたのひろ？何かあった？」
宏光「順番っ、…間違えたぁ〜泣」
太輔「順番？」
目尻に溢れそうな程涙を蓄えたひろがあまりにも可哀想だから、膝の上に乗せて事情を聞いた。
太輔「うーん、なるほどねぇ〜」
宏光「たいぃっ、どぉしよっ」
どうやらひろは春を迎えるための準備の順番を間違えたらしい。
本当だったら一番最初に春を告げる風、『春一番』を吹かせて、冬を吹き飛ばしてから春を迎える準備に入らなきゃいけないところ、ひろは誤って花を咲かせることから始めてしまったというわけ。
つまり今から風を吹かせてしまうと、折角咲かせた花や青葉が散ってしまい、動物たちはまた冬が来たと勘違いして再び冬眠してしまうかもしれない。
そうしたらまた一からやり直すことになってしまうんだ。
宏光「うぅ、…ｸﾞｽ…っ」
太輔「………取りあえず朝ごはん食べよっか。春一番のことはそれから考えよ、ね？」
宏光「ｸﾞｽｯ……ｳﾝ…っ」
腹が減っては戦は出来ぬって言うしね。
考えるのは腹ごしらえをしてからにしよう。
そして俺は結局泣いてしまったひろのためにとびっきり美味しいフレンチトーストを焼いたのだった。
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あずきいろ
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ピンクマカロン(プロフ) - Yuki*さん» ところだったので、次に書くときは是非参考にさせていただきます！最後までお付き合いいただき、ありがとうございました(*^^*) (2016年10月20日 1時) (
レス) id: c1cc601ed2 (このIDを非表示/違反報告)
ピンクマカロン(プロフ) - Yuki*さん» こんばんは！Yuki*さん！！コメント、ありがとうございます(//∇//)春らしいふんわりほんわかしたお話を目指していたので、そう言っていただけて嬉しいです♪そして貴重なご意見まで本当にありがとうございます！実は他の季節でも書いてみようかなぁなんて思っていた (2016年10月20日 1時) (レス) id: c1cc601ed2 (このIDを非表示/違反報告)
Yuki*(プロフ) - 欲を言えばもっと二人のｲﾁｬｲﾁｬが見たかったですが(>_<)このほんわり暖かくも切ないﾗｽﾄだから心に残るのかなと思いました！素敵な作品ありがとうございます♪♪春が来る度思い出して幸せな気持ちになれそうです(*^^*) (2016年10月19日 20時) (レス) id: b238d31f3a (このIDを非表示/違反報告)
Yuki*(プロフ) - ﾋﾟﾝｸﾏｶﾛﾝさんこんばんは♪こちらのお話の世界観がほんわりしていてとても好きでした〜☆春ってこんな感じで妖精さんが頑張ってるんだと思うと何だか幸せな気持ちになりました！最後二人がどうなるんだろうと思っていましたがみっくんは帰ってしまったのですね (2016年10月19日 20時) (レス) id: b238d31f3a (このIDを非表示/違反報告)
ピンクマカロン(プロフ) - まちゅさん» コメント、ありがとうございます♪素敵なお話、そう言っていただけると書いて良かったと思えます。儀式はお話中にも書きましたが某ジブリアニメがモデルです。臨場感を感じていただけたのなら幸いです。最後までお付き合いいただき、ありがとうございました(*^^*) (2016年10月16日 14時) (レス) id: c1cc601ed2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ピンクマカロン
| 作成日時：2016年5月31日 22時
