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「……最悪だ」
半年前から始めていたバイトがクビになった。
環境はよく、友達もいたからかなりお気に入りの場所だった。
そもそも、どうしてこうなったんだか。
「……価値観なんて」
そう、全部くだらない「価値観」のせいだ。
店長が読んだ、「価値観の全て」という本。
あれだ、あれのせいだ。
「早口な人は挨拶が聞こえづらい」
「愛想が悪い人はいつか何かをやらかす」
他は、何だったっけな。
店長いわく、面白い程に私が当てはまったらしい。
故に、私は店を出て行かざるを得なかった。
端からみたら、そんなのバカバカしい、の一言だろう。
私もそう思う。
でも終わってしまったものは終わってしまった。
今日からどうしようか。
ぐだぐだ考えている内に、家の近くの河川敷に来てしまった。
夕暮れがキレイで、何とも言えない高揚感が得られる場所だった。
寂しくなったとき。
哀しくなったとき。
苦しくなったとき。
私はいつも、ここにくる。
無意識の内に来てしまっていただなんて、どれだけ思い詰められているんだ……。
いつもここに来たときは、大きな声で不満を叫ぶ。
だから、いつものように。
「価値観なんてーっ！」
って、叫んでみた。
そしたら、
「君も、そう思うの？」
ビックリしてバッて後ろを振り向いたら。
そこにニコニコしながら笑っていたのが、今の私のパートナー。
羽生結弦。
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木戸 蕾果(プロフ) - yuzuloveさん» 最悪な作品書いてすいません！嫌なら見なければいいじゃないですか？ (2015年2月9日 1時) (携帯から) (
レス) id: 0b1523d693 (このIDを非表示/違反報告)
yuzulove(プロフ) - ユヅがスケートやってない？最悪ー。 (2015年2月8日 16時) (レス) id: 6bce347c9d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：白猫 | 作成日時：2015年2月2日 0時
