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「、さん、ふじがやさん。」



誰かが呼んでる。


うっすらと目を開けると北山さん?

なんで、



ああ、夢か。


だって北山さんはまだお風呂から出てきてないはず。



「こんな所で寝てたら風邪引きますよ。」



夢なら本当は言いたいこと言ってもいいかな。






「きたやま、さん。」


「なんです?」






俺は夢の中で北山さんの腕を引く。



そして俺の腕の中に閉じこめた。





「ふっ、藤ヶ谷さん?!」


「逃げちゃだめだよ。」






夢の中だったらなんだって言えちゃうのにな。







「北山さん、すき。」








そこから俺の意識は途切れた。

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作成日時:2018年6月8日 22時

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