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あの雨の日から1週間。
未だ北山さんはお店に来ていない。


まだ体調悪いのかな。


チラチラと入口のほうを気にしてしまう。

ああもう、集中しなきゃ。




頭を振って仕事へと意識を戻した。





「ガヤ〜。」

裏で在庫整理をしていたら後輩の玉森に声をかけられた。



玉森は後輩だけどなぜか一緒にいて疲れないというか気を使わないでいられる存在だ。

色白でイケメンでスタイル抜群。
この店の看板って言ってもいいぐらい。

俺とは真逆な見た目と性格。

俺は副店長になるのは玉森だと思っていたからまさか自分がなるなんて信じられなかったし今でも不思議だ。


「ん?なにかあった?」

「お客さんがガヤのこと呼んでるよ。
ちっこいお兄さん。」

「ちっこい、?
わかった、もう少しで行くって伝えといて。」

「おっけ〜」


相変わらずゆるいな、玉森は笑




だけどちっこいお兄さんって。

そんなの、





北山さんしか思い浮かばないんだけど。

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作成日時:2018年6月8日 22時

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