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「....さん、藤ヶ谷さん?」

「んっ。」



何。




「あ、北山さん!
大丈夫ですか?」


いつの間にか俺も寝てしまっていたらしい。
北山さんに起こしてもらってしまった。




「はい、だいぶ楽になりました。
藤ヶ谷さんのおかげです。」

「道で急に倒れるから心配したんですよ?
心臓止まるかと思いました。」



「熱のせいであんまり記憶なくて。
でも藤ヶ谷さんがいてくれたことだけは覚えてたんですよ、ほんと迷惑かけちゃってすいません。」

「全然大丈夫ですって。」




行かないでって言ったことも覚えてないのか。

なんかちょっとだけ悲しい。





「じゃあ僕帰りますね。
まだ万全じゃないんですからしっかり寝てくださいね?」

「わかりました、本当に申し訳ないです。
色々してもらって。」



「では、またお店来てくださいね。」

「もちろんです!またお願いします。」





北山さんの部屋を後にして自分の家へ帰る。






次はいつ北山さんと会えるのかな。

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作成日時:2018年6月8日 22時

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