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terminus 3 ページ4

中学時代、一度だけ帝光と試合をした事がある。


試合はボロ負けで、絶対に、絶対に次は勝ってやるって…水道で水を滞りなく流し泣いていた



「…バスケ部の方ですか?」



傷心中の俺に、とても可愛らしく華やかに澄んだ声が掛けられた



…最初は、

最初はこの声の主を鬱陶しいと思った。空気が読めないのか、と


そして、蛇口をひねり水を止めると乱暴にタオルで顔を拭い、顔を上げ声の主を確認すると目を見開いた




……思わず吸い込まれてしまいそうなほど綺麗な顔立ちの女の子が小首を傾げながら俺の様子を伺っていた




俺はこの時、今までの苛立ちがすっかり無くなり
……この世に天使はいるんだと確信した。



胸が震えるほど愛くるしい…
先程の試合とは違う胸の苦しさ…
ドクドクと大きく波打つ心臓…



俺は彼女に
一目惚れ、をしてしまった




「あっ、お顔が赤い…

暖かいとはいえ、汗をかいているのに…風邪引いちゃいますよ!」

ピタッと俺の額に手を当てる。
突然のことに咄嗟に目を閉じてしまう。近くに寄ったことで彼女の香りがすぐそばで感じられる

そして、なにより…

彼女が俺の皮膚に触れているということに何故かとても興奮していた



暫くして密着していた手のひらがはがれると後ろからフワッと何かが掛けられて少しずつ目を開けた。



「もーっ!ダメですよ!顔も赤いし、息も段々上がってます!そのブランケット使ってくださいっ」

高尾「……え、いや、でも…」

「入らなければ捨てて下さって構いません!押しつけがましい事だとは思っているんだけど、やっぱりほっとけないから!

…じゃあ、
身体、お大事にね?」



ニコリと天使のように微笑むと俺の横を通り過ぎていった

性格も大変優しく女の子らしい、流石俺の天使様。



俺が、



おれがまもってあげないと。









…この日、俺は家に帰り触れていた皮膚を傷が残らない程度に剥がし、標本にして飾った。


そして、貰ったブランケットは今でもチップロック的なもので密封されている

…触られたら家族でも容赦なくあやめてしまうだろう






俺の大切な

大切な宝物。









そしてこれがはじまり…

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ΩユーカΩ(プロフ) - 入院してたんですか!・・・でも退院したんですね、良かったです。おめでとうございます!!無理はせずに頑張ってください、更新楽しみにしてます!(`・ω・´) (2015年4月21日 18時) (レス) id: fe40e0b0eb (このIDを非表示/違反報告)
じう(プロフ) - 退院おめでとうございます!でも、あまり無理はしない程度にがんばってください! (2015年4月20日 21時) (レス) id: 808a1e724b (このIDを非表示/違反報告)
ウタ(プロフ) - 入院ですか!?治って良かったです!!更新がんばってください☆ (2015年4月20日 21時) (レス) id: 9a309a5817 (このIDを非表示/違反報告)
ラ王(プロフ) - 大丈夫ですか?更新楽しみにしてます♪お大事になさってください^ ^ (2015年4月20日 20時) (レス) id: 19164fbc93 (このIDを非表示/違反報告)
ユウ - 続き気になります!更新頑張ってください! (2015年4月19日 20時) (レス) id: 17b6901f45 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ちひろさん | 作成日時:2015年4月3日 20時

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