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昨日の今日で結論が出るわけないでしょ。
そう言い返したかったけど、智の手前何も言えなかった。
私が言い淀んでいると、彼は呆れ顔のまま耳元で囁いた。
「まだ認める気がないのなら、昼、営業部行きます？････言っとくけど、どんな手を使ってでも認めさせてやるつもりだから」
『は！？何でそこまでして･･･』
「俺は大ちゃんも翔ちゃんも大好きなの」
もちろんあなたもね、と付け加えて。
「大好きな人達が悩んで苦しんでる姿見て喜ぶ人います？」
『いない･････』
「でしょ？だから俺も雅紀もこうやって動いてる」
『････』
二宮くんは「あ、そうだ」と手を叩いた。
ちらりと相葉くんとアイコンタクトし、私の手に紙を握らせる。
恐る恐る開くと、そこには聞いたことのない名前が記されていた。
地図が書かれているあたり、おそらくお店なんだろうけど･･･。
「ここで話してたら大ちゃんに聞かれちゃうし、そもそも仕事しろって怒られそうだから････昼休憩の時にそこに書かれてる店に来て。分かんなかったら電話してくれていいよ」
『わ、分かった･･･』
頷くと、二宮くんがパンッ、と手を合わせた。
「はい！お話は終わり！ってことで自分の作業に戻りまーす」
「おいニノ･･･」
「言いましたよね？Aさんが話せるようになったらって。それに大野さんだって、俺より本人から聞きたいでしょ」
「････まぁ、確かに････」
「そういうことだから、俺からは話すことないよ。････って。おい、雅紀さん？ここ間違ってますけど？」
「うっそ！？何で！？」
「「何で！？」はこっちが言いてぇよ！むしろ他は全部合ってんのに何でそんなとこミスる？馬鹿か！馬鹿なのか！！」
「馬鹿って言う方が馬鹿だからね！？」
「その返しがもうすでに馬鹿なんだって！」
ギャーギャーといつも通り言い合いを始める二人。
そのおかげか、少し重かった空気は緩くなった。
ちらっと隣を見ると、智もいつも通りの雰囲気になっていた。
････やっぱり詮索しようとしない。
私が話すまで待ってくれるつもりだ。
智と二宮くん、相葉くんの優しさに目が潤む。
･･･もしかしたら、松本くんもそうだったのかな。
私のことはともかく、櫻井くんのことが大好きだから、
彼が悩む姿なんて見たくなくて、もどかしくて、
だからずっと「付き合えばいいのに」って言ってたのかな･･･。
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とも(プロフ) - 佐倉ちゃん頑張れ！もう一押しだ(￣▽￣;)佐倉ちゃんには可哀想だけど…智くんの為に頑張って！ (2020年2月24日 8時) (
レス) id: bd0ebe94fc (このIDを非表示/違反報告)
みかづち(プロフ) - 翔潤さん» コメントありがとうございます！彼女に寄り添い、そうして想ってくださってとても嬉しいです。まだまだ物語は続きますが、三人がどういった行動を取るのか、そしてどんな結末を迎えるのか、楽しんでいただけると幸いです！ (2020年2月16日 23時) (レス) id: 69b5dcb367 (このIDを非表示/違反報告)
翔潤(プロフ) - ここは、智くんが男気を出して、翔くんのもとに、送り出して欲しいなって。彼女の翔くんへの思い、紡いで欲しいって。勝手な事を書いて、本当に申し訳ありません。彼女の翔くんへの気持ちを思うと、どうしても投稿せずには、いられませんでした。 (2020年2月16日 22時) (レス) id: 2ca84f8a36 (このIDを非表示/違反報告)
翔潤(プロフ) - 初めまして。私としては、翔くんと結ばれて欲しいです。智くんと付き合っても、彼女の心の傷は癒えないし、どれだけ、智くんが言葉や態度で示しても、幼なじみだから、同情で付き合ってるんじゃないかって、疑心暗鬼になってしまうと思うんです。 (2020年2月16日 22時) (レス) id: 2ca84f8a36 (このIDを非表示/違反報告)
みかづち(プロフ) - 私の、じゃなくて私もでした← 誤字・・・・ (2020年2月16日 16時) (レス) id: 69b5dcb367 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みかづち
| 作成日時：2020年2月8日 1時
