五十四話 ページ5
突然姫に頼まれたことに驚きながらも渋々まふまふへのアクセを決める。
ブレスレットがいいよな、それには出過ぎないほうが良さそうだ。
そう思いながら珊瑚や貝を見る。
小さめのやつのほうがいいよな…。
『にしても姫は急にどうしたんだ?』
「なんとなくです」
楽しそうに珊瑚を見つめている姫を見てまぁなんでもいいやと思い、そのまま作業を続ける。
「決まりましたか?」
時間が経って、姫にそう聞かれたので頷く。
そして考えを話せば
「いいですねっ!」
と言われたのでそれで行くことにした。
「次に会うときが楽しみですっ…!」
『…そうだな』
「…水蓮が同意するなんて…
どういう風の吹き回しです…?」
『…別に、なんとなくだ』
そう答えるとくすくす笑われた。
少しムカッとしたが抑えて、アクセを作る。
こういうのはやはり慣れない。
人様に物を上げるのも、何か作るのも。
私はめったにしないことだから。
しかもそれを人間に渡す。
…やはりなれないな。
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ちょこ - とてもよかったです!その後話が欲しい! (2022年12月26日 15時) (レス) @page50 id: 5ad0b4ef6a (このIDを非表示/違反報告)
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