【ヒプノシスマイク】俺のに触んな【碧棺左馬刻】

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Aside





今日は仕事が休みのため、左馬刻さんが来ることになっている


付き合ってから初めてのお家デートというもので、少しドキドキする


左馬刻さんはきっとこんなもの慣れているんだろうなー……なんて無駄に考えてしまう



なんとなくただ待っているのが落ち着かなくて2度目の掃除が終わったのが1時間前


変なもの置いていないか、とか

片付け忘れてないものは無いか、とか

そんなチェックが終わったのが30分前


そして今、無駄にティーカップを磨いている


ここまで磨く必要あるのかって思うぐらいに磨いているとピンポーンと音が響いた





｢き、きた！｣




私は少し駆け足気味に進み、ドアを開けたら相変わらず美形の左馬刻さんの姿




｢よぉ｣

｢左馬刻さん……！
中、どうぞ｣




扉を開けながらそう言うと初めて入った時みたいに小さく頭を下げながら部屋に進んでいった


その後を追うように私もついていく


入るなり私の部屋をキョロキョロと見まわたし始めた




｢どうかしましたか？｣

｢……いや、初めて入った時はあまり気にしてなかったが｣

｢え？｣

｢物、少なくねぇか｣




確かに平均よりは少ないだろう


元々あまり物を必要としないタイプだから、困ったことは無いけど……




｢そんなに少ないですかね……｣

｢今度買いに行くのもいいかもな｣




『え？』

と言って横を見れば優しく微笑んでいる左馬刻さんの姿があった

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