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「･････････ここにいるどなたかの姉から頼まれた
貴殿らを守って欲しいと
･･････我が主はそれを望んだ
私はそれを遂行したまでのこと」
「･････････姉だと？
･････････そうか･････････
それは無礼なことをしたな
おい！！」
勲さんがそう言うと皆が刀を納めた
「･････････主さんにこう伝えといてくれ
いつでもいい
俺たち浪士組に来てくれ
手厚く迎える
今回の礼と、戦死してねぇことを祝うからってな」
勲さんは私がヨツバだと分かっているのね
「････････････あい承った
我が主に必ず伝えよう」
そう言って去ろうとしたら
総悟に外套の端を掴まれた
「ちょっと待ってくだせぇ･･･」
「･････････我が主に伝えなければならないのだが･･････？」
総悟は少しだけ眉をひそめていた
「･････････アンタの主にこう言っててくだせぇ
飯でも食いに行きやしょう
それとありがとうって」
総悟･････････私だと分かっているのね･･････
総悟を抱きしめたい気持ちを必死に抑えてニコッと笑い「あいわかった」と言った
総悟は泣かないようにと下唇を噛んでいた
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作者名：神無 | 作成日時：2018年7月18日 10時
