あなたの存在価値をあなたに知らしめたい３

・ ページ46

.



“イタチの真実”



「どこで...それを..？」



まさかそこまでとは思わず聞くと、雷影様に会いに行った鉄の国での話をしてくれた



「そう....」


トビのやつ、、私の前に現れる前にナルトに会ってたのね...

にしたって..



ナルト「アイツの言ったこと本当か？、イタチは..」



そこでナルトの言葉が途切れる

きっと私の顔を見てだろう、



ナルト「....本当..なんだな」



そう言って下を向いたナルト



「...黙ってるつもりはなかったの、ごめんねナルト」



ただ勇気が出なくて...困らせてしまうんじゃないか、苦しめてしまうんじゃって思ったら言えなかった...



ナルト「何言ってんだ俺の方こそごめん。知らなかったとは言え、イタチの悪口言ってねえちゃんをたくさん傷つけたってばよ..」


「ううん、それこそナルトが気にする必要ないのよ」



そう言って微笑むと



ナルト「ねえちゃん、」


「ん？」


ナルト「今でも...イタチが好きか？」



そんな突拍子もない質問が返ってきた


今でも...好き？


それはもちろん...だけど


「...」



ナルト「..俺さ、そんな気の利いたこと言えねえけど、ねえちゃんにも幸せになって欲しいって思ってる」


「？」


ナルト「過去に囚われて欲しくないんだってばよ..ねえちゃんもサスケも..」


「ナルト...」



やっぱりナルトはどんな時も前を向いて、未来を見て歩いてるんだ..



ナルト「一人で背負うのはやめてくれ。サスケのことは俺も諦めねえから..」



この子も本当に私のことを...



ナルト「全部俺に話してくれとは言わねえ...でも、カカシ先生には言って欲しいんだ。カカシ先生はねえちゃんのこと一番心配してるから」



サクラちゃんと一緒、なのね..



ナルト「それに..


ﾎﾞｿ)..女の子に頼られて嬉しくない男はいないんだってばよ..」




いきなり小声になったかと思えば・・・何を言うか





「....ぷっ、笑」




ナルト「？！// ...だあああああ///ねえちゃん笑ったなあ！？！こっちは真剣に話したってーのに！！！//」


「だって、ナルトが一丁前に男みたいな発言するからっ、ｱﾊﾊっ笑」


ナルト「何言ってんだよ！！一人前の男だろ！！！！」


「ｱﾊﾊっ、そっか、ごめんごめん、笑っ」


ナルト「ったく...まぁでも？//ねえちゃんが笑ってくれるなら、別にいいけどなっ」




そう言って見せてくれた笑顔




「..ホントありがとね、ナルト、」



.

残された未来(手紙)と新たな未来→←ナルトの想い

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す