サクラの想い ページ44
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サクラ「はいっ、できましたよ〜!」
「ありがとう、」
包帯を交換してこれまた頑丈に固定してもらった腕
サクラ「この胸の傷跡..残るかもしれません」
「うん、むしろそれでいいの。これは私への戒めでもあるから..」
サクラ「...」
「サクラちゃん?」
サクラ「あのっ.. 私っ、Aさんに言っておきたいことがあるんですが..っ」
さっきとは打って変わって不安な表情を見せるサクラちゃん
「...何、かな」
そう返すと下を向き何か考えるようだった
「..どうかしたの?」
サクラ「あの、実は私あの時_____
一人でサスケくんとケリをつけようとあの場所に行ったんです..」
「!!!」
それは私の知らない話
実際私が駆けつけた時にはもう第七班だったから元々一緒に行動してたものばかり思っていた
サクラ「私が殺されそうになるのを助けてくれたのがナルトで、それを見かねた先生がサスケくんを..」
「っ...」
サクラ「カカシ先生は私の目的を知って私を助けるためにあの場所にきて、私の代わりにあんな行動をとったんです、だからあれは先生の本心ではありませんでした」
まさかみんなバラバラであの場所に集まったなんて...
「..そう、だったの、」
サクラ「だからそのっ、カカシ先生が自分の意思でサスケくんと戦おうとしたわけじゃないってこと、Aさんには知ってて欲しくてっ、そのせいでAさんとカカシ先生の関係がこじれないように..」
「!」
そうか...それを気にしてくれてたのね、
「顔を上げて?大丈夫だから、」
サクラ「どうかカカシ先生を嫌いにならないでください..」
やるせない表情で訴えるサクラちゃんが、不謹慎だけど可愛く見えた
「そんなのもちろんよ」
柔らかく微笑みかける
サクラ「..カカシ先生には今話したこと言わなくて良いと言われてました。別にそう思われても良いって。でもっ、やっぱりさっきの先生を見たら言わなくちゃって...」
「...そっか、気を遣わせちゃったね..」
..サクラちゃんにもカカシさんにも悪いことしたな..
サクラ「(首を振る) 私は、仲良い二人でいて欲しいだけなんです..」
「ありがとう、」
そう言ってサクラちゃんの頭を撫でると
“お前は自分のことどうでもいいって言うけどサ、周りはそう思ってないってこと、もう少し考えてよ。”
さっきのカカシさんの言葉が胸を刺した
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そるり(プロフ) - 若葉さん» コメントありがとうございます> < 全部の言葉が嬉しすぎて…頑張って更新します、終盤に入ってる(はず)ですが、ぜひ最後までお付き合い下さい。宜しくお願いします( *´ - `* ) (6月28日 23時) (レス) id: 3b32e5b48d (このIDを非表示/違反報告)
若葉(プロフ) - 読み始めたら止まらなくて最新話まで読んじゃいました(*´ω`) カカシもイタチも大好きなのでもう感無量ですっ! 夢主の辛くても前に進もうとする姿かっこよすぎます! これからも楽しみにしてます♪ (6月27日 23時) (レス) id: 9c452f7cd6 (このIDを非表示/違反報告)
そるり(プロフ) - シンアさん» 更新が遅くてすみません、素敵なコメントをいただいてただ嬉しいです// イタチの好きが溢れすぎてカカシメインの方には物足りない小説になってるなと思ってたので、そう言ってもらえて書いてよかったーってなりました。本当にありがとうございます、 (2023年3月28日 21時) (レス) id: 739306bdaf (このIDを非表示/違反報告)
シンア(プロフ) - 一気読みしちゃいました!イタチの好きが溢れて…すごい好きです!なんかもう!好きです!笑これからも応援してます! (2023年3月7日 18時) (レス) @page32 id: c430354ee1 (このIDを非表示/違反報告)
そるり(プロフ) - 花さん» コメントありがとうございます( *´ `* )がんばります、 (2023年1月11日 12時) (レス) id: 3b32e5b48d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:そるり | 作成日時:2022年10月26日 16時