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カカシ「まぁ、あの頃は忍界大戦もあったりしたからネ…人手が必要で昇任も早かったのかも」
「…」
カカシ「それでいて子どもの頃の俺はさ、生意気でかわい気もなくて、ただ忍として仲間より掟を優先する奴だったの。
..けど、そんな俺に “ 忍の世界でルールや掟をを破る奴はクズ呼ばわりされる。けどな..仲間を大切にしない奴はそれ以上のクズだ ” って言う仲間がいたんだよネ。」
「!!それはあの..」
カカシ「ん?」
「__どなたか聞いても良いんですか?」
カカシ「良いけどもういないよ?、うちはオビトっていうの」
「..!!
うちは..オビト..さん」
私はその名前を_____知っている
だってフガクさんのところで見た名簿に…
確か死因は
カカシ「もう10年以上前になるけど任務中にね、俺を庇って死んだの」
_________殉職。
カカシ「その時にくれたんだよ、この目。」
そう言ってカカシさんは私の方を向いて写輪眼を指差した
「あ、、前に聞いた亡き友人は..オビトさんだったんですね..」
カカシ「あぁ、アイツは上忍祝いだって言ってたな__」
胸のあたりがギュウっとなって思わず服を握った
深くは聞かなくてもツラい出来事であるのは間違いない
けど、話す声のトーンは内容の重さとまるで違ってとても軽く、それがまた心を窮屈にさせた。
でもこれがカカシさんなんだ。
元から自分の話をしないのもそう、ツラさを見せないことも
責任や後悔は全て自分に刻んで、慰めも必要としない
そんな人だって______
「オビトさんとはとても親しかったんですね」
カカシ「ハハッどうだろ、アイツ遅刻魔だし鈍臭いし、顔合わせば言い合いばっかしてたから。」
そう話す横顔を見れば特別な存在だと分かるのに
「言い合いって、カカシさんもちゃんと子どもだったんですね、クスッ」
カカシ「..俺をなんだと思ってるのヨ」
それからオビトさんの話、そしてリンさんの話..
カカシさんにとって大切でも戒めでもある思い出をポツポツと話してくれた
聞けば聞くほど心が締め付けられるのに、ただ淡々と話してくれるカカシさんの声をなぜだか遮れなかった
いや____
遮りたくなかった
こうして話してくれる事は、カカシさんが話したくて話してるわけじゃないはずだから。
きっと何か意図があるんじゃないかって、
それなら私にできる精一杯を返したくて_______
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そるり(プロフ) - 若葉さん» コメントありがとうございます> < 全部の言葉が嬉しすぎて…頑張って更新します、終盤に入ってる(はず)ですが、ぜひ最後までお付き合い下さい。宜しくお願いします( *´ - `* ) (6月28日 23時) (レス) id: 3b32e5b48d (このIDを非表示/違反報告)
若葉(プロフ) - 読み始めたら止まらなくて最新話まで読んじゃいました(*´ω`) カカシもイタチも大好きなのでもう感無量ですっ! 夢主の辛くても前に進もうとする姿かっこよすぎます! これからも楽しみにしてます♪ (6月27日 23時) (レス) id: 9c452f7cd6 (このIDを非表示/違反報告)
そるり(プロフ) - シンアさん» 更新が遅くてすみません、素敵なコメントをいただいてただ嬉しいです// イタチの好きが溢れすぎてカカシメインの方には物足りない小説になってるなと思ってたので、そう言ってもらえて書いてよかったーってなりました。本当にありがとうございます、 (2023年3月28日 21時) (レス) id: 739306bdaf (このIDを非表示/違反報告)
シンア(プロフ) - 一気読みしちゃいました!イタチの好きが溢れて…すごい好きです!なんかもう!好きです!笑これからも応援してます! (2023年3月7日 18時) (レス) @page32 id: c430354ee1 (このIDを非表示/違反報告)
そるり(プロフ) - 花さん» コメントありがとうございます( *´ `* )がんばります、 (2023年1月11日 12時) (レス) id: 3b32e5b48d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:そるり | 作成日時:2022年10月26日 16時