決意の朝 ページ12
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そしてテントに薄日が差した頃、
「________じゃあ、そろそろ行きますね、」
何度か躊躇って言えずにいた言葉を、ようやく口に出した。
カカシ「あぁ、こんな時間まで付き合ってくれてありがとう」
「いえいえ私こそカカシさんのことがたくさん知れてとっても楽しかったです。もっと一緒に.. っ、」
カカシ「どした?」
「いえ、、」
どこまで名残惜しいのかと..自分でも呆れた
もっと一緒にのあと、なんて言うつもりだったのだろう
「__雷影様の件ですが、どうか交渉叶わずともよろしくお願いします。」
カカシ「あぁ、俺がいる限りナルトに無理はさせないよ。」
「はい、、本当にありがとうございます。」
カカシ「ありがとうって、サスケのことはお前だけの話じゃないデショ。それにお前は一人じゃないってこと。俺じゃなくてもナルトもいるし、サスケのことはそれなりに任せてもいいんじゃない?」
「!」
こう言う風にサラッと言ってくれる
私以上に私が独りよがりなのを知って手を差し伸べてくれてたことに
「(今更気づくなんてね...)そうですね、頼りにしています!、」
肩の力を抜いて明るい声で答えた。続けて
「..正直私に出来ることはなかったので嬉しかったんです、どうにか助けようとしてくれるナルトやカカシさんがいること。サクラちゃんもあんなにサスケを想ってくれて、第七班に入れたことがサスケが恵まれたとこだったのかな。って思うんです、だから誰よりも..心強く思える、希望すら感じる。おかげで私も...諦めずに頑張れそうです、なので引き続きよろしくお願いしますね!」
カカシ「...」
「けど、無理だけはしないでください。」
カカシ「あぁ」
「カカシさんは...それこそ火影になれる人ですから。ニコッ)_____では、お気をつけて!」
そう残しテントを出た。
陽が顔を出していて思わず目を細める
心とは裏腹なとても眩ゆい太陽が私の気持ちを揺るがせた
「っ……、」
もう振り返っちゃいけない。
振り返れば、カカシさんの姿を見てしまえば
きっと決意が散らばってしまう
それでも重い足取りは変わらず
カカシ「A!」
「..っ!!」
聞きたくなかったその声に思わず足が止まる
「ボソッ)…振り返ったらだめなんだ、」
そう自分に言い聞かせると、力の限り瞬身の術でその場を離れた
カカシ「…聞こえてたデショ。」
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そるり(プロフ) - 若葉さん» コメントありがとうございます> < 全部の言葉が嬉しすぎて…頑張って更新します、終盤に入ってる(はず)ですが、ぜひ最後までお付き合い下さい。宜しくお願いします( *´ - `* ) (6月28日 23時) (レス) id: 3b32e5b48d (このIDを非表示/違反報告)
若葉(プロフ) - 読み始めたら止まらなくて最新話まで読んじゃいました(*´ω`) カカシもイタチも大好きなのでもう感無量ですっ! 夢主の辛くても前に進もうとする姿かっこよすぎます! これからも楽しみにしてます♪ (6月27日 23時) (レス) id: 9c452f7cd6 (このIDを非表示/違反報告)
そるり(プロフ) - シンアさん» 更新が遅くてすみません、素敵なコメントをいただいてただ嬉しいです// イタチの好きが溢れすぎてカカシメインの方には物足りない小説になってるなと思ってたので、そう言ってもらえて書いてよかったーってなりました。本当にありがとうございます、 (2023年3月28日 21時) (レス) id: 739306bdaf (このIDを非表示/違反報告)
シンア(プロフ) - 一気読みしちゃいました!イタチの好きが溢れて…すごい好きです!なんかもう!好きです!笑これからも応援してます! (2023年3月7日 18時) (レス) @page32 id: c430354ee1 (このIDを非表示/違反報告)
そるり(プロフ) - 花さん» コメントありがとうございます( *´ `* )がんばります、 (2023年1月11日 12時) (レス) id: 3b32e5b48d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:そるり | 作成日時:2022年10月26日 16時