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ずっと私を見てくれて
支えてくれて
助けようとしてくれていたんだって_____
そう思ったら気付かないふりで終われるはずもなかった
“私も好きです____”
思わず口から出そうになった言葉。
なんとなく気づいてた気持ちだったけど
こんなに大きいとは知らなくて
心に抑え込んでも大きくなるばかりで苦しい
だけどそれを言うにはもう
___________遅いんだ
“今生きてるから言いたくなった”
そう言うカカシさんの気持ちがわかるから。
もうココに居られないのなら
カカシさんと笑って過ごす時間(未来)が望めないのなら
伝える言葉は“好き”じゃない。
「 ..ぐすっt、」
カカシ「_大丈夫?」
優しい声に応えるよう涙をグイッと拭い切る
軽く一呼吸おいてゆっくり口を開いた
「...カカシさん、、ありがとうございます、」
カカシ「ん?何に?」
声の方に顔を向ければハテナを浮かべるカカシさんの顔
向き合う体勢をとるように少し動いて目を合わせると
「…いつも、そばに居てくれて..です、/」
はっきりと、満面の笑みでそう伝えた
これが今言いたい心からの本心だから。
カカシ「...そうやって笑ってくれるならお安い御用だヨ」
一瞬驚いた表情のカカシさんだったけど、同じく笑顔で返してくれた
とびっきりの優しい声で。
トクン__
その言葉にまた心が跳ねる
「..ねぇカカシさん、」
カカシ「ん?」
「もっとカカシさんのこと聞かせてくれますか?」
こうなったら沢山知っておきたいと思ったから、カカシさんのこと。
カカシ「んー、ほぼ喋ったんじゃない?」
「そんなことないです、好きな食べ物とか、?」
カカシ「・・・、ずば抜けてみたいなのはナイけど;」
「思いつくものでいいです」
カカシ「んー..味噌汁?、茄子の。あと、秋刀魚の塩焼きとか?;」
「じゃぁ嫌いな食べ物は...ぁ、これは知ってるかも、、甘いもの..?」
カカシ「あぁ..うん、;」
「趣味は...あ、いつも持ち歩いてる本なんでしたっけ、あれ」
カカシ「!//...あのねえ、あれは一人で楽しむものダカラ;//」
「え〜、」
カカシ「;;」
そうして私たちはたわいもない話を始めた
只々たわいもない話
お互いが望んだかのように、笑って過ごす時間が続く
最後まで頭を悩ます話は一切出なかった
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そるり(プロフ) - 若葉さん» コメントありがとうございます> < 全部の言葉が嬉しすぎて…頑張って更新します、終盤に入ってる(はず)ですが、ぜひ最後までお付き合い下さい。宜しくお願いします( *´ - `* ) (6月28日 23時) (レス) id: 3b32e5b48d (このIDを非表示/違反報告)
若葉(プロフ) - 読み始めたら止まらなくて最新話まで読んじゃいました(*´ω`) カカシもイタチも大好きなのでもう感無量ですっ! 夢主の辛くても前に進もうとする姿かっこよすぎます! これからも楽しみにしてます♪ (6月27日 23時) (レス) id: 9c452f7cd6 (このIDを非表示/違反報告)
そるり(プロフ) - シンアさん» 更新が遅くてすみません、素敵なコメントをいただいてただ嬉しいです// イタチの好きが溢れすぎてカカシメインの方には物足りない小説になってるなと思ってたので、そう言ってもらえて書いてよかったーってなりました。本当にありがとうございます、 (2023年3月28日 21時) (レス) id: 739306bdaf (このIDを非表示/違反報告)
シンア(プロフ) - 一気読みしちゃいました!イタチの好きが溢れて…すごい好きです!なんかもう!好きです!笑これからも応援してます! (2023年3月7日 18時) (レス) @page32 id: c430354ee1 (このIDを非表示/違反報告)
そるり(プロフ) - 花さん» コメントありがとうございます( *´ `* )がんばります、 (2023年1月11日 12時) (レス) id: 3b32e5b48d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:そるり | 作成日時:2022年10月26日 16時