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ね ぇ 。 6 ページ7

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その後先生の元へ向かい用件を聞くとすごくどうでもいいことだった。

なんなんですか、わざわざ僕を呼んで「授業で使ったもの片付けて戻れ」なんて。

別に僕授業さぼってないし、それを言うなら莉犬やころちゃんだってさぼっていただろうに

理不尽すぎる…

まあAに声掛けられたからいいけれど。








莉「良くないでしょ、何さっきの」





不意に隣から溜息混じりの呆れたような声がして顔を向ける。

頭1個分程下にある莉犬の目を見ればジトリと睨まれた。

莉犬はこうやってすぐ怒るから面倒臭い。

悪いのは完全に僕なんですけどね、








莉「カンジ悪すぎ。Aちゃん超ビビってたよ」


「いや……うん…」


莉「そんなんじゃ本当に嫌われちゃうよ?俺しーらない」









こう言われるのも頷けてしまう。


確かにさっきのは本当に有り得なかったと自分でも思うし、

僕がAの立場だったらもう一生話しかけないこんな奴。

自覚はあるけど直せない。

勉強とかは努力をすれば出来るようになったけれど、

恋愛面はどうしても上手く行かない。

こうしようああしようと意識してるうちに

どんどん違う方を向いて現在がこの有様。

不器用な自覚はあるけれどこれは流石に酷くないか?

ここまでくると面白くなってくる…いや笑えない。


元に戻ろうとすればするほど悪化していって、

もう自分でもどうしたらいいか分からなくて。

君を前にすると、頭も口も 体も上手く動いてくれない。




どうすればいいんだろう。

どうすれば 前みたいに笑い合えるの?









「わかんないよ」






こんなに好きなのに。

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作者名:壊れかけのゆきだるま*° | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/  
作成日時:2019年5月20日 1時

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