サバイバル演習 ページ6
「よし！自己紹介はそこまでだ 明日から任務をやるぞ」
「はっ どんな任務でありますか！？」
「まずはこの5人だけであることをやる」
「なに？なに？」
「サバイバル演習だ」
カカシさんが言った言葉にまた首を傾げた。
『サバイバル演習？』
「それならアカデミーでもやったぞ」
「なんで任務で演習やんのよ？」
サスケ君と春野さんが眉を寄せながらカカシさんに言う。
「相手はオレだが、ただの演習じゃない」
「「『？？』」」
「じゃあさ！じゃあさ！どんな演習なの？」
ナルト君の言葉にカカシさんはククッと楽しそうに笑った。
「ちょっと！何笑ってんのよ先生！」
「いや、ま！ただな、、
これ言ったらお前ら絶対引くから」
『な、なんですか？』
「卒業生27名中下忍と認められるものはわずか9名、
残り18名は再びアカデミーへ戻される
この演習は脱落率66%以上の超難関試験だ！」
驚きすぎて無言になっていると
ほら引いたとニヤニヤと笑っているカカシさん
立ち直りが早かったナルト君が叫んだ。
「んなバカな！！あれだけ苦労して、、、じゃ！
何のための卒業試験なんだってばよ！！」
「んー、あれか？
下忍になる可能性のあるものを選別するだけ」
「なにぃいい！？」
「とにかく！明日は演習場でお前らの合否を判断する
忍道具一式持ってこい
それと朝飯は抜いて来いよ、、吐くぞ」
_____________________________________________
翌日、演習場に集まった5人。
カカシさんは目覚まし時計を12時にセットし丸太の上に置き、ちりんと音を鳴らしながら鈴を取り出した。
意味が分からず首を傾げる私達。
「ここに鈴が3つある、、、
昼までにオレから鈴を奪い取ることが課題だ
もし昼までにオレから鈴を奪えなかった奴は昼飯抜き！
この丸太に縛りつけた上に目の前でオレが食うから！」
まあ、今回は4人いるから必然的に1人丸太行きだな
「鈴を取れなかった奴は任務失敗ってことで失格だ
つまりこの中で最低でも1人は学校に戻ってもらうってことだな！」
思わぬ内容に固まる私達に構わずカカシさんは続ける。
「手裏剣も使っていいぞ
オレを殺すつもりで来ないと取れないからな」
「、、、そんな！危ないわよ！」
「、、、(だいぶ舐められてるねぇ)
じゃあ、よーいスタートの合図で_______」
「オラァアア！」
カカシさんの言葉を遮り
苦無を投げようとしたナルト君の腕ごと背中に押し付け
「そう慌てんなよ まだスタートは言ってないだろ」
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作者名：桜華 | 作成日時：2023年10月16日 9時
