そばにいさせて。 (ページ2)

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誘拐事件ページ2

火影様に呼ばれ新たな任務を言い渡された。
猫間家の一人娘である猫間Aの護衛任務だったが
誘拐されたと父親から報告を受け、行方を追っている。

人間一人は余裕で入る袋を担ぐ怪しい男達がいた。

「見つけたその袋置いていってくれる？」

「、、、！！なんだッ」

「やっちまえ！」

「おい待てッこいつ写輪眼のカカシじゃ____ぐぁ！」

三人の男達を倒し、
途中放り投げられた袋に近づくともぞもぞ動いていた。

袋を開けると泣いている女の子がいた。

「大丈夫か？助けに来たよ」

『、、、ふ』

「ふ？」

『不審者だー！！助けて父さん！！』

「違う違う落ち着いて助けに来たんだってば」

にゃあ

一匹の白猫が彼女に擦り寄りまた鳴いた。
目を見開いて本当なんだと呟くと
白猫を抱き上げて気まずそうに俺を見ながら

『、、、助けてくれてありがとう』

「確認だけど君は猫間Aで合ってる？」

頷いた彼女をひょいと抱き上げると小さな悲鳴が聞こえたがそのまま火影室へと走り出した。

『父さん！母さん！』

「ああ良かったA！！」

泣きながら駆け寄ってきた娘を抱きしめ安堵の表情を浮かべている母親を見ていると、父親にありがとうと頭を下げられた。

「いえ娘さんが無事でよかったです」

火影様が猫間Aに近づき話しかけた。

「Aよ今回のようなことが起きぬよう
護衛をつけることになった。
これからははたけカカシがいる安心するといい」

優しげな笑顔で話す火影様を見て
Aの顔色は青くなっていく。

『、、、ほ、火影様』

「どうした？」

『カカシさん助けてくれたのに
不審者って叫んじゃった！！』

静まり返った室内だがそれも一瞬。
「「『ごめんなさい！！』」」と顔色が悪いまま
謝ってくる猫間家を宥めるのに時間がかかった。