純愛60％ ページ17
プロデュースが終わった頃。
空には満天の星空が広がっていた。
「A！夜道は危ないしな！送って行くぞ！」
静かな夜だなって思って校門へ向かっていた。
でもそんな雰囲気はぶち壊し。
騒がしい守沢先輩がやってきた。
「そんなに遠くないんで大丈夫ですよ、」
「まあ、そんなこと言うな！送られてくれ...！」
こうなったらもう守沢先輩は絶対に引かない。
「仕方ないですね。送られてもらいますよ」
「ふふん、夜道は俺がしっかり守ってやろう！」
頼もしいヒーローですね、なんて、そんな恥ずかしいことは言えない。
ありがとうの代わりに、小さな笑みを返した。
「.....なんだか、全部がすっきりしたって感じだな」
「....どういうことですか？」
いや、独り言だ、なんて消え入りそうな声で呟いて、先輩は夜空の星を見上げた。
「今日は一段と星が綺麗だな！流星でも流れないだろうか？」
「...そうですね。もし流れ星が見えたら、お願いしたいです。」
そうこぼした途端、空に、輝く尾が流れた。
そのあとに続いて、ひとつ、ふたつ、みっつ....
数えきれないくらい。
流星群みたいに。
神様、ひとつ、ううん、ふたつ、ふたつだけ。お願いしてもいいですか。
真緒くんとあんずちゃんが幸せでありますように。
それから、私がまた.......純愛っていう夢を見られますように。
流星群に。そして、私たちをずっと見つめている空の小さな星に。
小さな願いを込めた。
「そんな夜空の星に掲げた願いのかけらを集めて爆誕するのが、俺たち流星隊だ！」
なんてわけのわからないことを言う守沢先輩を横目に。
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栗花落(プロフ) - 赤月セレンさん» わあ！ありがとう！めちゃめちゃ嬉しいよ〜！これからも頑張るね！ (2019年6月13日 21時) (
レス) id: 51e8fee58f (このIDを非表示/違反報告)
赤月セレン(プロフ) - 楓怜だよ！！（）読んでみたけど、すごい良かった…文章の書き方とかめちゃくちゃ尊敬するレベルで上手くて羨ましい！これからも更新頑張ってね(o^^o) (2019年6月13日 19時) (レス) id: f86cb701a2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：栗花落 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/ff87f367d51/
作成日時：2019年4月29日 22時
