幸せの箱庭【あんスタ】 (ページ28)

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幸せ26つページ28

「ねえ、あんずちゃん？」

昼休み、図書室でボーッと校庭を見ていた時。
静かに嵐ちゃんが私の隣に腰掛けた。

「なにかあった？」

「あんずちゃん、アタシと一緒に恋バナでもしない？」

この人何言ってるんだろう。
あっ......女の子だからやっぱり恋バナはしたいのか。

「うん。私でよければ、、でもAちゃんもいるのに....」

「あー、うん。あの子は.....ね？」

「あっ......」

Aちゃんは可愛い。見た目は本当に女の子の憧れの的だろう。絶対。
でもAちゃん、言動がちょっと.....多分嵐ちゃんもそれを言いたかったんだと思う。

「アタシ、Aちゃんのこと、守沢先輩に聞いたのよぉ....
そしたら休日はジャージどころかパジャマだって....
もう我慢できないの！！！！！！あんずちゃん！ちょっと私と手を組んでくれないかしら！」

ジャージどころかパジャマ.....いや、でもそれはそれでAちゃん可愛いかも.....
でもでも、ちゃんとおしゃれしたAちゃんも見たい。
それに、嵐ちゃんきっとAちゃんにお化粧もしてあげたいんだと思う。絶対。
そんなことになったら超絶プリティーなAちゃんを見ることができるに違いない。

「是非とも、組ませて、嵐ちゃん....！」

「あん、嬉しいわあ....！」

と、校庭が妙に騒がしいことに気がついた。
まさか、なんて、慌てて校庭を見れば、いつしかに似た光景。

「Aちゃん...........また止まれないの、かな」

「ママまで居るしねぇ....アタシ、たまにAちゃんが怖いわ....」

ーその頃

「なんなんだろうね！！！！へっくし！！！！！！止まんないね！！！！！！」

「いいからとりあえずこっちにこい！！！」

結局アイドル科生徒ほぼ全員集まる。