赤い糸２

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なんで渉と藤ヶ谷さんといるかっていうと…




渉が手料理を私に食べさせたいっていうから

初めて渉の家にお邪魔した。





そしたら、

また藤ヶ谷さんがいて…




今日はお酒を飲んでいるから

気分が少し高まり…



この前の話になり今に至る。






「高嗣くんのお家に、
あの後も何回か行ったけど
そういう雰囲気にならなくて…」



藤「え〜まじ？
よくニカも我慢できてるな…」



横「……(笑)」







真剣に話す私に

真剣に相談にのってくれてる藤ヶ谷さん。





それを横で苦笑いで聞いている渉。







「私、あのときのこと
あとで思い返してみたんです。
そしたらあることに気づいて…」



藤「あることって？」



「私の下着………
そういえば全然 色気なかった…って…」



藤「へ？下着…？」







高嗣くんとするってなったときは、

もう緊張しすぎてそれどころじゃなかったけど


よくよく考えたら

あの日つけていた下着は、


普段つけている

とってもダサい下着だった。





たぶん、あの下着をまた

見なくちゃいけないって思ってるから



高嗣くん…


私に手出してこないんだ……







藤「Aちゃんどんな下着つけてるの？
今日の下着は何色？笑」



「え！今日は……えっと何だっけ……」



横「ちょっと太輔…
Aも答えなくていいから(笑)」



藤「ごめんごめん、
冗談だよ(笑)」







渉はともかく…



藤ヶ谷さんに対しても

こんなに心開けるようになったのって

私にとってはすごく大きなこと。




今ではもう大切なお友達。






横「ニカはたぶん
そういうことは気にしないと思うけど(笑)」



「え〜そうかな〜？」



横「今ライブの準備中だし、
きっと疲れてるんだよ」






そう、、


キスマイはあと

２ヵ月後にライブがあるらしくて

高嗣くんは演出とかやるからって

けっこう忙しくしている。





今日だって高嗣くんも誘ったのに

スタッフさんと打ち合わせあるとかで

Aだけ楽しんできな、って

メッセージが入ってた。







「でも…
だからこそ私が彼女として
高嗣くんに尽してあげたいのに…」







高嗣くんの彼女になってから

私はまだ高嗣くんに

なにもしてあげられてないから…






そろそろ彼女らしいことをして

高嗣くんを喜ばせてあげたい。







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