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「突然っ、キスされて…
抵抗したら打たれて…っ…」




あのときのこと思い出したら

悔しいのと怖いので、また涙が溢れる。





どんだけ泣くのよ私……




うまく喋ることができない。






北「…無理やり最後までされた?」





北山さんの言葉に首を横に振る。





「なんとかっ…
そのまま逃げてきました…っ…」



北「そっか…良かった……
…って、良くないよな。ごめん」





またもや首を横に振る。





北「Aちゃんが無事で良かったよ」



「北山…さん…っ…」



北「一人で怖かったな」



「…っ……」





北山さんの言葉に

首を横に振ることしかできない。





北「でもさ…
Aちゃんがそんなに泣いてるのは
そのことだけじゃないでしょ?」



「え…?」



北「俺さ、
ここに来る前に二階堂に電話した」





高嗣に…?





北「すぐ切られたけど」





高嗣は北山さんの電話まで

すぐに切ったの?





「今ごろ、
楽しんでるんですよ…きっと…」



北「…誰といるか…知ってんの?」



「はい…たぶん……」





今度は高嗣のことを

北山さんに詳しく話した。





北「やっぱあれ美優ちゃんの声か…」



「北山さんもそう思ったってことは
間違いないですよね…」





北山さんが高嗣に電話したときも、

美優ちゃんの声を聞いたらしい。




ってことは確定じゃん……






「今日は帰れないかもってことは
やっぱ…そういうことですよね…」



北「それはまだ分かんないんじゃない?」



「だって…!
彼女に内緒で他の女の人と…」



北「そうだけど…
Aちゃんは、二階堂のこと信じてないの?」



「え…?」





私が…


高嗣を……?





北「俺あいつから全部聞いてる。
Aちゃんとどんな出会いをして
どんな関係から始まったのかも全部」



「え…」




私と高嗣が身体だけの関係だったのも

知ってるってこと?




北「初めはお互い気持ちがないまま
そういうことしてたかもしれないけど、
今は違うんじゃないの?」




もちろん、

私は高嗣のこと大好きだけど…




北「あいつは…
ちゃんとAちゃんのこと想ってるよ?」



「……っ…」





そんなこと…


私が一番分かってるよ。




けど…



大好きだからこそやっぱり不安なんだ。






北「どうしたい?」



「…高嗣に会いたい」



北「ん、そっか…」





優しく頭を撫でてくれる北山さんに

本当に救われた。






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設定タグ:Kis-My-Ft2 , 舞祭組 , 二階堂高嗣   
作品ジャンル:タレント
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yk717mirai - とにかく早くスカッとする結末とヒロインさんがホッとする内容が見たいです。 (2019年6月19日 23時) (レス) id: 2f50dbd382 (このIDを非表示/違反報告)
yk717mirai - ファンの子達が悲しむ,と本気で思うんなら店長じゃなくて私を彼女にしろ!と言うのはどう考えてもおかしい!なんかまるで彼女が店長だったら悲しくて私が彼女だったら悲しまない!と言う感じに見えます!イヤ、貴方が彼女でも悲しむでしょ!とも思ってならないです。 (2019年6月19日 23時) (レス) id: 2f50dbd382 (このIDを非表示/違反報告)
ナナ - この修羅場をすぐ抜け出してほしいです。自分が不幸だから他の人を巻き込む!なんて絶対イヤです。ヒロインさんは最後幸せにしてあげて下さい。 (2019年6月16日 0時) (レス) id: 2f50dbd382 (このIDを非表示/違反報告)
yk717mirai - 同時に早く続きが見たくなりました (2019年6月2日 14時) (レス) id: 2f50dbd382 (このIDを非表示/違反報告)
yk717mirai - 何だか裏がありそうで続きがますます気になりました!ヒロインさんには幸せになってほしいです (2019年6月2日 13時) (レス) id: 2f50dbd382 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:yuuna | 作成日時:2019年5月18日 22時

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