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〜 A side 〜




ピンポーン




ビクッ




インターホンの音に驚く。



さっきの男…


じゃ…ないよね?





モニターを見ると

マスクをした北山さん





…本当に来てくれたんだ。






オートロックを解除して

北山さんを中へと通した。





北「よっ!」



「北山さん…」



北「……どーした?」




ゆっくりと優しい口調で

話してくれる北山さんになんだか安心して…




「ふぇ…っ……」




また涙が溢れた。





北「…よしよし、大丈夫だから」





北山さんに優しく抱きしめられ

背中をトントンって叩かれる。





北「………落ち着いた?」



「はい…ごめんなさい………」





しばらく抱きしめられてたおかげか

安心して涙がやっと止まった。





「あの…中どうぞ……」



北「ん。じゃあお邪魔するわ(笑)」






ここ玄関だったし…



北山さんを中へと入れる。





北「風呂入んなくていい?」



「え!?」



北「いや、ここ来ると
いつも入らされるから(笑)」





あ、あぁ、なんだ…


びっくりした…



高嗣がいたら

たぶんそう言ったかもしれないけど…





「そのままでいいですよ、
どうせ、いないし……」



北「…そっか」





今は、

ここに高嗣はいないから……





「コーヒーどうぞ…」



北「どーも」





北山さんは私の顔を伺いながら

コーヒーを口に運んだ。




冷静に考えると

北山さんとここで二人とか不思議な感じ…






「あの…
すみませんでした…」



北「なにが?」



「電話とか…しちゃって……」



北「いいよ、別に(笑)」



「飲んでたんじゃないんですか?」



北「あ、やっぱ酒の匂いする?笑」



「少し…」



北「んははっ、さっきね
宮田と肉食ってきたの(笑)」



「そうだったんですね…
ほんとごめんなさい…!」



北「いいって、もう帰るとこだったし。
それより…何があったの?
ここ…腫れてるよ?」





自分の頬をトントンってやって

私に優しく笑いかける北山さん




さっきのことがフラッシュバックする





北「まさかと思うけど
二階堂にやられたんじゃ…」



「ち、違います!」



北「ん、まぁそうだよな。
…じゃあ誰?」



「……知らない…人です」



北「知らない人って…」



「さっき…外で…
知らない男の人に声かけられて…」





私は北山さんに

さっきの外での出来事を話した。






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設定タグ:Kis-My-Ft2 , 舞祭組 , 二階堂高嗣   
作品ジャンル:タレント
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yk717mirai - とにかく早くスカッとする結末とヒロインさんがホッとする内容が見たいです。 (2019年6月19日 23時) (レス) id: 2f50dbd382 (このIDを非表示/違反報告)
yk717mirai - ファンの子達が悲しむ,と本気で思うんなら店長じゃなくて私を彼女にしろ!と言うのはどう考えてもおかしい!なんかまるで彼女が店長だったら悲しくて私が彼女だったら悲しまない!と言う感じに見えます!イヤ、貴方が彼女でも悲しむでしょ!とも思ってならないです。 (2019年6月19日 23時) (レス) id: 2f50dbd382 (このIDを非表示/違反報告)
ナナ - この修羅場をすぐ抜け出してほしいです。自分が不幸だから他の人を巻き込む!なんて絶対イヤです。ヒロインさんは最後幸せにしてあげて下さい。 (2019年6月16日 0時) (レス) id: 2f50dbd382 (このIDを非表示/違反報告)
yk717mirai - 同時に早く続きが見たくなりました (2019年6月2日 14時) (レス) id: 2f50dbd382 (このIDを非表示/違反報告)
yk717mirai - 何だか裏がありそうで続きがますます気になりました!ヒロインさんには幸せになってほしいです (2019年6月2日 13時) (レス) id: 2f50dbd382 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:yuuna | 作成日時:2019年5月18日 22時

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