君の笑顔９

290 side ﾆｶ ページ8

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玉の家に着いてインターホンを鳴らすも

ぜんぜん応答なし…




…まだ帰ってねーのか？




電話しようと携帯を取り出すも…




2「…充電ねーし」




はぁ、まじ俺バカじゃん。


ゲームのしすぎで

充電なくなるとか………





…仕方ない。


一回家に帰るか……




Aのことは玉にまかせたし

とりあえず大丈夫だろ……




って、大丈夫じゃねーか。



ぜったいA泣いてんじゃん。


萌花の頭にガッツリ手回して

あんなに長いキス目の前で見せられたんじゃ…



俺だったら耐えられねーもん。





ようやく時間をかけて家に帰ってくるも

当然、Aの姿はない。




急いで充電器をさして、

Aに電話をかけるも…でない……


玉に電話をかけるも…でない……




ったく！！


なんで出ねーんだよ！！





二人でどこ行ってんだよ！






2「……はぁ、
俺に怒る資格ねーか……」




本当は今すぐにでも

Aに会いたいけど


二人からの連絡を待つことにした。





数十分後



Aからの着信





2「A？」



「ニカ…ちゃん……」




今にも泣き出しそうなAの声




まじで俺、

最低なことしちゃったな……




2「ごめん」



「……え？」



2「ごめんな…」




とりあえず精一杯

自分の気持ちを込めて謝った





「なんで…？」



2「え…？」



「なんで…そんなこと………うぅ…」



2「A、泣いてんの？」



「泣いて…ない……」



2「今どこいる？会って話そう」



「今日は…帰らないから……」



2「ちょ、A！？」




ブチッと切れた電話




2「……まじかよ」




まさかAがそこまで

追い詰めてたなんて……




ちゃんと…


会ってちゃんと話さないと…！






土下座でも何でもして

誤解といてもらわねーと！！





玉に電話をかけるもまだでねーし！！





なんなんだよ、もう！！







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