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「 いえーい!勝ったぁー! 」
『 もう...また負けた... 』
気づけば2時間も柊生さんとゲームしてた 。
柊生さんは本当に上手くて、もうプロで 。
そんなプロに勝てるわけもなく、もう何十回目だよってくらい負けた 。
『 なんで私とゲームなんかするんですかっ、!
私が柊生さんに勝てるわけないんですっ、
私が負けるの見てそんなに楽しいですかっ、! 』
隣に座ってる柊生さんに背を向ける。
一回くらい勝たせてくれてもよかったのに...!
「 おーい、Aー? 」
後ろから呼びかけてくる柊生さん 。
無視してやる!
って
思った瞬間 、柊生さんは私の前に回り込んできた 。
「 ごめんて、拗ねないで?Aちゃん 」
口角を上げながら私の顔を覗き込む 。
ドキドキしないわけ、なかった 。
反射的に目を逸らしてしまう 。
「 おーい、まだ拗ねてんの? 」
違う 、
今は拗ねてると言うより、相当ドキドキしててどうしたらいいか分からないだけ 。
「 ほらよ、アイスやるから、許して 」
『 ... 許す 』
「 はっはっ!単純かよ! 」
爆笑してる柊生さんからアイスを受け取る 。
頬に当てるとアイスが余計冷たく感じた 。
そして、私が黙々とアイスを頬張ってる最中に柊生さんがボソッと呟いたのを私は聞き逃せなかった 。
「 Aがムキになってんの可愛すぎたんだから負かせたくなるじゃん 」
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ねるねる(プロフ) - は。さん» 読んでいただきありがとうございますっ。更新遅くてごめんなさい(><)必ず更新するので是非お待ちしていてくださいっ。 (2018年7月16日 22時) (レス) id: 55e0633416 (このIDを非表示/違反報告)
は。(プロフ) - 続き待ってます!!! (2018年7月16日 0時) (レス) id: 8032a06ae2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ねるねる | 作成日時:2017年3月25日 22時