検索窓
今日:75 hit、昨日:140 hit、合計:9,337 hit

MoonDust_41 ページ43

.


ご飯の支度はこんな感じでいっか。


最後の仕上げは白膠木さんが来てからしよう。


時計を見るとまだ時刻は18時。


多分着くのは20:30を過ぎた頃だろうし


少し仮眠するかな…


朝も早かったし、明日も休みとはいえ、疲れた。





貴「20:30にアラームセットして寝よう。」





_________________
〜白膠木side〜


予想より早く終わったからAちゃんの家に着くのは20:15くらいになりそうやな。


一応連絡入れといた方がええかな…


あ、せや。せっかくやし、ケーキでも買ってったろか。


Aちゃんが甘いもん好きかは知らんけど、喜んでくれたらええな


フルーツタルトとショートケーキを買ってAちゃんの家に向かった。




《ピンポーン》


………



あれ、聞こえなかったんやろか…






簓「Aちゃーん?」


《ガチャッ》





簓「?あいとるやんけ。Aちゃん、入るで〜」






ちょっと早く着いたし、驚かせたろ思っとったけど


どうしたんやろ、返事もないし鍵も空きっぱなし…


リビングまで行っても返事もないし…


何かあったんやろか…?






簓「Aちゃんー?おるー?」




《ガチャッ》

貴「…ん?あれ…白膠木さん。」






声のする方に振り返ると、自室から出てきたAちゃんが


眠そうに欠伸をしながら立ってた。






貴「もう着いたんですね。」





簓「…はぁ、びっくりしたわ!
鍵は空きっぱなしやし、
明かり着いとるのに返事無いし!」





貴「あぁ、すみません。眠くて仮眠とってました。」






何食わぬ顔で答えるAちゃん。


全く、女の子の一人暮らしっちゅーのに、不用心にも程があるわ。


まぁ、とにかく、何も無くて良かった。






簓「あ、せや、これ冷蔵庫入る?」





貴「…?なんですか?これ」





簓「せっかくご馳走してもらうのに手ぶらはあかんかなー
思て!!!ご飯食べたら一緒に食べようや!」





Aちゃんはケーキの箱を受け取ると静かに冷蔵庫にしまった。


もしかして、甘いの嫌いやったかな…






貴「お土産ありがとうございます。」





簓「あ、あぁ、そんなの全然気にせんでええよ!」





貴「甘いの好きなので嬉しいです。」





簓「そうなん?Aちゃん、無表情すぎて
簓さん焦ったでぇ
甘いもん嫌いなんか思たわ…」





貴「私をロボットか何かだと思ってるんですか?
ちゃんと嬉しいですよ。」





.




.

MoonDust_42→←MoonDust_40



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (40 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
70人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:夢乃叉優芽 | 作成日時:2023年3月11日 22時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。