MoonDust_41 ページ43
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ご飯の支度はこんな感じでいっか。
最後の仕上げは白膠木さんが来てからしよう。
時計を見るとまだ時刻は18時。
多分着くのは20:30を過ぎた頃だろうし
少し仮眠するかな…
朝も早かったし、明日も休みとはいえ、疲れた。
貴「20:30にアラームセットして寝よう。」
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〜白膠木side〜
予想より早く終わったからAちゃんの家に着くのは20:15くらいになりそうやな。
一応連絡入れといた方がええかな…
あ、せや。せっかくやし、ケーキでも買ってったろか。
Aちゃんが甘いもん好きかは知らんけど、喜んでくれたらええな
フルーツタルトとショートケーキを買ってAちゃんの家に向かった。
《ピンポーン》
………
あれ、聞こえなかったんやろか…
簓「Aちゃーん?」
《ガチャッ》
簓「?あいとるやんけ。Aちゃん、入るで〜」
ちょっと早く着いたし、驚かせたろ思っとったけど
どうしたんやろ、返事もないし鍵も空きっぱなし…
リビングまで行っても返事もないし…
何かあったんやろか…?
簓「Aちゃんー?おるー?」
《ガチャッ》
貴「…ん?あれ…白膠木さん。」
声のする方に振り返ると、自室から出てきたAちゃんが
眠そうに欠伸をしながら立ってた。
貴「もう着いたんですね。」
簓「…はぁ、びっくりしたわ!
鍵は空きっぱなしやし、
明かり着いとるのに返事無いし!」
貴「あぁ、すみません。眠くて仮眠とってました。」
何食わぬ顔で答えるAちゃん。
全く、女の子の一人暮らしっちゅーのに、不用心にも程があるわ。
まぁ、とにかく、何も無くて良かった。
簓「あ、せや、これ冷蔵庫入る?」
貴「…?なんですか?これ」
簓「せっかくご馳走してもらうのに手ぶらはあかんかなー
思て!!!ご飯食べたら一緒に食べようや!」
Aちゃんはケーキの箱を受け取ると静かに冷蔵庫にしまった。
もしかして、甘いの嫌いやったかな…
貴「お土産ありがとうございます。」
簓「あ、あぁ、そんなの全然気にせんでええよ!」
貴「甘いの好きなので嬉しいです。」
簓「そうなん?Aちゃん、無表情すぎて
簓さん焦ったでぇ
甘いもん嫌いなんか思たわ…」
貴「私をロボットか何かだと思ってるんですか?
ちゃんと嬉しいですよ。」
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作者名:夢乃叉優芽 | 作成日時:2023年3月11日 22時