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フッと顔を上げた辰也とまともに視線が絡み合う



『っ…』



息が詰まる。



…なんだろうコレ。

…そういや普通男子が女子を床ドンするらしいけど、これじゃあ私が辰也を床ドンしていることになる。



…いや、腕を掴まれているから、床ドンさせられている、のか。



変に冷静になった私がそんなことをモヤモヤと考えていると、むっと辰也は眉間にシワを寄せ、


グイッと更に私の腕を引っ張った。


『のぁっ///』


私はそのまま辰也の胸に倒れこむ。


『ちょ、ちょ、た、辰也!!』



起き上がろうとすると、先程まで私の腕を掴んでいた手が今度は私の後頭部に回り、離れるのを許さない。



『〜〜〜っ////』


なんなんだよもう!!


とにかくこんなこと初めてだし、私の頭はパンク寸前。



どうしようもなくて、辰也のお腹でも殴ってやろうか、と思案し始めた時、




氷)「A、」



『ぅん……』



耳にかかる辰也の吐息の熱さと耳をなぜるくすぐったさに無意識に体がビクつく。



氷)「……ねぇA、」



『ーーっ!!』



このやろう、耳元で喋るのヤメロ!!!


そう叫びたい、のだが口からは言葉といえる単語が出ない。



氷)「ねぇ、返事は?A」



『…!?///』



この人、絶対分かってやってるよね!?


『な、に…んん!?////』



カプッ


という音と共に軽く耳を噛まれ、びっくりした私は思いっきり辰也を押し退け、起き上がった。



『//////』



……だめだ。絶対顔、真っ赤だ。


私は逃げようと身構えた




.

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設定タグ:黒子のバスケ , キセキの世代 , 氷室辰也   
作品ジャンル:アニメ
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萌緩 - 凛華♪さん わぁぁ!ありがとうございます! 凛華さんに読んで頂けただなんて思うと、手が震えてしまいます笑 ありがとうございました! (2015年7月28日 18時) (レス) id: 01b1cd2579 (このIDを非表示/違反報告)
萌緩 - 綿貫さん キュンとしていただけたなんて嬉しいです!!私はどうしてもギャグみたいになってしまうので…。なんだか私には勿体無いお言葉、有り難く受け取らせて頂きますo(`ω´ )o 続編、頑張ります! (2015年7月28日 18時) (レス) id: 01b1cd2579 (このIDを非表示/違反報告)
凛華♪(プロフ) - こんにちは、凛華です。一気に読ませていただきました笑 面白かったです! (2015年7月28日 14時) (レス) id: ab9096fda4 (このIDを非表示/違反報告)
綿貫(プロフ) - 私、女主ちゃんが書け無いので。こんなにキュンとした描写が描ける萌緩さんが心の底から凄いと思いました!更新頑張ってください!楽しみにしています! (2015年7月28日 14時) (レス) id: 47b4b0da20 (このIDを非表示/違反報告)
萌緩 - 月姫さん あぁぁぁぁありがとうございます!!…そうですね、1日一話もままならぬ萌緩が100倍など言える立場では無かったです(((´・ω・`)← 気持ちは←100倍!頑張ります!! (2015年6月26日 1時) (レス) id: db20727e2e (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:萌緩 | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2015年5月23日 9時

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