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大きな手と小さな手 ページ5

ショッピングモールに行き、子供服の店に寄った。



なんで、私……が




その後も警察に行ったが、盥回しにされ


もう1度役所に行っても、話をすれば何かと、捨て子という証拠を出せなど




話にならなかった。




「その服かわいいですよねー!」



「え?」



手元に取っていた服。

水色に、電車のマークがプリントされている。



「男の子ですか?目元が可愛いですねぇ!
電車の服着て、しゅっぽっぽかなっ?」



店員さんは、優しくあやした。



エレンもそれに答えるように、笑った。



「お若いのに、お子さん連れて……大変ですよね。」



初めてだというと、何から何まで用意してくれた。



今の季節だと、通気性のいい服がいいだとか、靴下の選び方……




「ありがとうございます……」


「全然!何かあったら、またお越しくださいね!」




ペコと、頭を下げて店をあとにした。





「まぁ……ぅう」



「ん?どうしたの?」



なにか踏ん張った顔をして


「ぅぅぅ……っ」



その後、スッキリした顔で笑った。



急いでトイレに駆け込み、ベビーベッドに寝かせる。



案の定……していた。



「いっぱいだね、スッキリしたね、エレン」



「ぁぅ」



オムツを変えて、エレンを抱っこしようとした。

でも、なんかもう 疲れてしまった。


エレンの目が、ずっと私を見る。



「ぅ……」


「……あんたの母親……何やってるんだろうね。」




ぎゅっ



「え?」



「まぁ……ぁ」



エレンの小さい手が、私の指を掴む。


ぎゅっと、力強く。




「どうしたら……いいんだろ」



「ぁっあっ……」



私の涙が、エレンの頬に1粒落ちた。


「うぅ……あー」


きゃっきゃっと、笑った。



それで何か、救われたような気がした。



抱きしめて、ひたすらごめんと心の中で謝った。


「ぅぅ……?」



「よし、じゃあ帰ろうか。」





まだ離さない、私の指はエレンの体温で優しく包まれていた。

笑った顔→←私がなんとかしないと



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設定タグ:進撃の巨人 , エレン , 義家族   
作品ジャンル:アニメ
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ツユキ(プロフ) - ミナミ◇さん» 読んでくださってありがとうございます!!!妄想全開ですみません……頑張ります!ありがとうございます! (2017年8月17日 16時) (レス) id: 9e2669b443 (このIDを非表示/違反報告)
ミナミ◇ - とても面白かったです!小さいエレンがとても可愛くて!!!!!応援してます、頑張ってください! (2017年8月17日 16時) (レス) id: 9757d01ce9 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ツユキ | 作成日時:2017年8月16日 13時

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