最近、帰りが遅いですね。【まふまふ】

8 ページ10

お気に入りにして下さった方が結構増えました！有難う御座います！
ーーーーーーーーーーーーーー
一ノ瀬彼方

夢主の幼なじみであり、真冬の親友。
真冬とは歌い手でグループを組んでいる
歌い手のそらる
ーーーーーーーーーーーーーー
夢主side

彼方「うん。どしたの？」

『あのね、今日会えない？』

彼方「いいよ。どこで会うの？」

『何処でも。』

彼方「あ、じゃあAの家。」

『何で？』

彼方「俺の家がビックリする程汚いから。あと、まふまふと歌について話したいから。それに夜道危ないでしょ？」

『うん。分かった。』

彼方「それじゃ。」

『うん。じゃあね。』

ﾋﾟｯ

彼方は相変わらず優しいな…。

小さい頃から変わってない。

困ってたらいつも助けてくれて、私が泣いたら

“泣かなくていいよ。大丈夫。俺が居るからね？”

って言って背中をさすって慰めてくれた。

勉強も教えてくれたし、遊んでもくれた。

まさに、私にとっては彼方はお兄ちゃんみたいな存在だった。

『今もお兄ちゃん健在…か。』

ﾋﾟｰﾝﾎﾟｰﾝ

きた！

ｶﾞﾁｬ…

彼方「久しぶり、A。」

『久しぶり！彼方！ どうぞ、中入って。』

彼方「お邪魔します。」

『はーい。』

彼方「相変わらず部屋綺麗だねぇ。」

『そりゃ、私が掃除してるんだもん。当たり前です。』

彼方「はいはい(笑)…てか、まふまふは？」

『あぁ…出かけてるよ。』

彼方「そっか。じゃあ、帰ってくるまで待とうかな。」

『うん。良いよ。あ、なんか飲む？』

彼方「んー、お茶でいいや。」

『はーい。………どうぞ。』

彼方「ん、ありがと。」

『うん。』

彼方「それで、用は何？」

『…ただ寂しかっただけです。誰かにかまって欲しくて。』

彼方「…でもアイツが居るんだからアイツに言えばいいじゃん。」

…！…違う

彼方「それに彼氏の方が良いでしょ？俺なんかより」

…そうじゃない。彼方だから…

彼方「アイツ寂しがるよ？構ってあげなきゃ…」

『違う！そうじゃない！』

彼方「！」

『！、ごめん。急に』

彼方「いや、俺もごめん。…アイツとなんかあったの？」

『……』

そして、少し間があいて彼方は見透かしたような目でこちらを見ると少し真剣な顔になった。

彼方「あったんだね。俺の予想だと、…不倫。とか？」

『……そう。』

彼方「何時から？」

『ちょっと前から。』

彼方「何で早く言わないの？」

『我慢出来る程度だったから。』

嘘。貴方に迷惑かけるから。

9→←7

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す